自分の生んだ犬を育てる・犬の子育てについて

母犬は子犬の面倒を甲斐甲斐しく見るものです。但し、難産などで帝王切開を伴うお産になったときには、育児放棄をする場合もあります。基本的には犬は本能に従って子犬を育てようとするものです。 2019年11月05日作成

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母犬の母性のすばらしさとは

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犬の子育てというものは、飼い主さんが教え込むことではありません。持って生まれた本能で、子犬を生み出すとすぐに子犬の面倒を見始めようとします。こればかりは本当に素晴らしい母性であると目を見張るものがあります。少し成長をしてくると子犬同士が、軽い喧嘩を始めてしまいます。それも見逃さずに、優しく噛んでいけないことを教えるという母性を見せる場合もあります。

そしておしっこをした後には、陰部を舐めてあげることもあります。子犬が泣くと気になってすぐに駆け付けるなど、本当に見事な子育てをします。これは犬の子育てとしては、当たり前のことでありどの母犬も起こす行動です。ある程度、子犬が成長をした後には父犬も育児に参加をする場合もあるほどです。

親子の関係性は自然の習性

犬が子育ての上で見せる行動のすべては本能に従ったもいのです。育児に夢中になり過ぎて自分の食事もそこそこにするような、母性の強い犬もいます。まさに、それが犬の本能であり子育て中の心境でもあるのです。飼い主さんとしては、その合間を縫って母犬の体調管理に加担しなければいけません。

常に犬の気持ちを考えて飼い主さんは接することが肝心です。特に子育て中の犬に対してはデリケートに接していくことが重要です。母犬と子犬の時間を侵害しないように、少し距離をもって見守るようにしてください。あまりにも人間が介入してしまうと犬の世界では子犬が取り残される形になります。自然な形で親子関係を築き上げることが一番の理想ですのであまりにも手を貸し過ぎるのは、控えて上手に親子の間を手助けする形が理想的です。

犬が育児放棄をする場合

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昨日までは子犬の世話をしていた母犬が突然、育児放棄を始めることはよくあることです。これには2つの理由が考えられます。例えば、飼い主さんが過度に子犬を抱き上げて世話をしようとすることで、母犬はそれに嫉妬をしてしまうのです。母犬は基本的に飼い主さんを独占したいと考えている場合もありのです。その飼い主さんが子犬を優先しているように感じたときには、育児放棄をしてしまうわけです。

必ず母犬のそばに居る子犬を見守るようにして、不用意に子犬に触れるのは避けるようにしてください。同時に母犬へのスキンシップをきちんと図るようにするなど、飼い主さんの細かな配慮が必要になります。

帝王切開の痛みが強い

母犬は帝王切開の痛みに耐えかねて、なかなか育児に専念できないという場合もあります。その場合には、どうしても子犬の世話ができません。そうなってしまうと、育児放棄となってしまいます。物理的に仕方のない状態で、育児放棄になってしまうのは、どうしようもないことです。だからこそ、人間がそこで手を差し伸べて子犬のお世話と母犬のお世話をせざるを得ないということになります。

犬の子育ては自然な形で

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どこまでに育児を頑張る母犬や父犬もいます。そして何かのきっかけで育児が出来なくなる場合もあるのです。親犬というのは、本当に偉大な存在です。1日中、育児放棄をした場合でも次の日からは、すぐに育児を始める場合もあるのです。小型犬で多産の場合や、大型犬でも、難産だった場合には育児放棄には陥りやすい場合もあります。

そして母乳を与えることや排せつを促すことが母犬の役割です。そして父犬は子犬が活発に動き出すと今度は子犬の遊びに付き合いだしたり、注意を促すなど育児に参加をするようになります。犬の世界の子育てはとても自然な形で流れています。母犬父犬両方が子犬に関わり群れとなって子犬を育てようとするのが素晴らしい系譜なのです。

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UCHINOCO編集部

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