猫が爪をとぐのは本能だった!?
猫は人間と暮らすようになってからも、狩猟本能を失わずに生きている動物だといわれています。
そんな猫が狩りをするために必要なもとのと言えば俊敏で柔らかい体と鋭い爪ですね。
猫の爪は何層にもなっていて、古くなった外側の爪が剥がれると新しい爪が出てくるようになっています。
猫が毎日バリバリ爪をとぐのは鋭い爪をキープするためのお手入れだったのです。
三日月型の猫の爪がポロッと落ちているのを見つけて驚いた経験を持つ方もいるかもしれませんが、これは正常な猫のサイクルですので気にする必要はありませんよ。
マーキングであることも
実は猫の肉球にはフェロモンを出す分泌腺があり、爪をとぎながら自分の匂いをつけていることもあります。
他の猫に対して縄張りを主張する行動ですので、多頭飼いをしている場合はみることがあるかもしれません。
猫同士なら分かる強い匂いをつけているといわれていますが、おしっこをかけるスプレーとは違い人間の鼻では全く分かりませんので、部屋の中でされても気が付くことはないでしょう。
また、多頭飼いの場合は行動範囲が狭いせいかマーキングをされたからといって、他の猫が使えないということもないようです。
気持ちを落ち着かせたい
猫の爪とぎはリラックスしたい時や気持ちを切り替えるためにしている場合もあります。
驚いたときや嫌なことがあった時も、猫はバリバリと爪とぎをして自分の気持ちを落ち着かせているのです。
爪とぎ自体は悪いことではありませんが、あまりにも頻繁に爪とぎをしている時はなにかストレスになっている原因があるのかもしれません。
日頃から猫を観察していると焦る気持ちを落ち着かせようとする爪とぎと、普通の爪とぎの違いが分かるようになります。
もし、猫が落ち着かずに爪とぎを繰り返す時は、その理由を探してあげるようにしましょう。
きれいな部屋を保ちたい!猫の習性と上手に付き合う方法
猫には爪とぎが必要な理由が分かってもらえたと思いますが、それでも決められた場所以外での爪とぎはやめさせたいものです。
気がついた時には壁やソファの側面、カーペットがボロボロになっていたということがないように先回りをして爪とぎ対策をするようにしましょう。
猫に爪とぎのしつけはできるの?
生後2ヶ月くらいになると猫は爪とぎを始めるようになります。
早めに爪とぎを買い与えて場所を教えるようにしなければ、勝手にとぎやすく感じる壁やカーペットでやり始めてしまいますので注意が必要です。
爪とぎ場所以外で爪とぎを始めた場合は根気強く決めた場所に誘導してあげましょう。
繰り返していくうちに少しずつ猫も爪とぎ場所を覚えてくれるようになります。
くれぐれも強く叱ったり、手をあげたりはしないようにして下さい。
爪とぎは本能的なものなので猫に悪気があるわけではありません。
ただ、とぎ心地の良い場所を探してしまっているだけなのです。
もし、壁で爪をとぐ習慣がついてしまったという場合には市販の爪とぎ対策グッズも使いながら根気強くしつけていきましょう。
おすすめの爪とぎ防止グッズは!?
爪とぎをしてしまう場所に猫が嫌う匂いをつけることで近づかないようにさせるスプレーです。
現在はいろんな香料の猫用スプレーが販売されていますが、こちらのスプレーは猫にしか分からないくらいの香りになっていますので、部屋で使っても匂いがこもらず人間には嬉しい商品になっています。
ただ、スプレーの匂いが平気という猫もいるようですので、確実な対策になるかは使ってみないと分からないようです。
猫の爪とぎで壁の一部分だけがボロボロになってしまったという経験はありませんか?
猫にも研ぎ心地のよい場所で爪とぎをしたいという理由があるため、やめさせるのが難しくなっていきます。
そんな時に活躍するのが壁保護シートです。
ツルツルのシートのおかげで猫の爪がひっかからず、爪とぎをすることができなくなります。
透明なのでインテリアへの影響も最小限に済みますので、習慣化してしまった爪とぎ用の対策におすすめです。
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UCHINOCO編集部
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