猫の毛の色は遺伝によってすべてが決まる!

猫の毛色や柄には特徴がそれぞれにありますよね。それを決定づけるのが遺伝なのです。親からもらった遺伝要素によって、猫の毛色と柄は決まっていくのです。親猫の毛色がそのまま遺伝する場合が多く、体質なども同じように似て来るとも言われています。 2019年09月27日作成

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毛の色は遺伝で決まる!

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親猫から受け継いだ遺伝子は、その猫の体質や毛の色までをすべて決定づけます。実際に、毛色とは遺伝子が強く出るものです。親猫の毛色がほとんど受け継がれると言っても良いほどです。人間で例えると血液型が遺伝するような感じです。どうしても親猫からかけ離れた毛色が出ないのは、そういう背景があるからなのです。

具体例として、白猫×白猫の場合には、子猫も白猫で生まれてくるのです。家庭内で繁殖をしている場合では、親猫がどの猫かがわかっている分、遺伝の方もはっきりと証明できるのです。では黒猫×白猫の場合にはどうでしょうか?猫の世界では白色の方が黒色よりも優勢遺伝されます。そこで、子猫の毛色は白猫が生まれる確率の方が高いと言えるわけです。色の遺伝性は、一定の法則に基づいています。それ以外のカラーは出ないわけです。野生の猫の場合には、親猫が特定できないので、子猫の被毛の色で親猫を推測するほかありません。

もしも遺伝子の中にカラーが紛れている場合は?

例えば白猫同士の掛け合わせでも、その遺伝子に他のカラーが組み込まれている場合にには白猫の子猫以外にも他のカラーが混ざることも十分にあり得ます。白色が優勢遺伝するという情報以外にも、カラーの遺伝がそこで出てくる場合も多いからです。親猫の両方が白色遺伝子を持っているだけの場合には、子猫も白猫で生まれてくるという法則な成り立つわけです。

つまり親猫にカラー因子があれば、毛の色にバリエーションが増えますし、それ以外の場合には、白色の猫しか生まれてこないという結論になります。どんな色の子猫が生まれてくるのか?というのはとにかく、遺伝力の強さによってかなり左右されるということが、研究の結果わかっているのです。

多彩なカラーの猫はなぜ生まれるのか?

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両親猫が白色以外の因子を持ち合わせると、そこで遺伝子操作が行われて、様々なカラーの猫が生まれるようになるのです。白い遺伝子以外の遺伝は、まさに色とりどりのカラー構成に加担していきます。つまり、例えばブルーの毛色の猫の場合には、黒色因子+色味が弱い遺伝子が組み合わさってブルーの毛色を持つ子猫が生まれるという仕組みになっているのです。

例えばクリーム系の場合には、赤色遺伝子同士を持った猫の掛け合わせで生まれやすくなります。クリーム系というのは赤色因子を薄めた色になりますので薄めのカラーが加わることで、クリーム系の子猫が生まれてくるという仕組みになるのです。実はチョコレート色は、黒よりもさらに劣勢遺伝子と位置付けられています。黒猫よりも色が薄めの茶系の猫が生まれる可能性が高まるのです。

猫の柄はどんなふうに決まるのか?

全身模様や白が混ざるような形、トビ柄や薄い模様など多くの柄が存在します。大きく分けると24種類程度の柄が現在確認されています。こちらも猫の遺伝子によって決定づけられた毛色が影響して、柄となるのです。主に遺伝が関係しているので、親猫の柄が常に参考になるのです。

親猫からどんなカラーを受け継ぐか?によって柄の出方が決まります。白い猫同士の親から柄のある猫は生まれないのです。柄は少しずつ違いがあります。模様が出るのは、柄のある親猫からなのです。この法則は決まっています。

柄によって性格の違いがあるの?

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三毛猫や茶トラなどはたいてい性格が似ていると言われています。三毛猫はツンデレで茶トラは社交的、というのも親から受け継いだ気質の一つです。それ以外でも柄と性質というのは、少なからず遺伝で決まっていることなのです。

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UCHINOCO編集部

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