犬の夏バテの後は・・
夏はどの犬も、なんとなく夏バテ?という感じで食欲が落ち気味で消化器症状が出るタイプの子が多いものです。いつもは元気なタイプの子でも、さすがに夏を過ごして後には、なんとなく体調が優れない、ということも多いのです。人間も同じように、夏バテをいつまでも引きずるようなこともありますよね?
夏バテの続きは秋バテ?という言葉は造語ですが、どこかしっくりくるものです。夏のだるさが上手に拭いきれずにそのまま気温の変化や天候異常などが続くと、次は秋の体調不良を引き起こすきっかけになるのです。ではその秋に起こる体調不良とはどのようなものかを探ってみます。
秋に起こりやすい体調不良とは?
一番多いのは、秋の消化不良や消化器症状です。寒暖差や室内でのエアコンが聴き過ぎているところに、急に外気に触れる場合などが多くなり自律神経が崩れてしまうことで、秋の体調不良に陥ってしまうのです。どうしても9月から10月の時期というのは、朝晩の気温の寒暖差が激しいので、犬もその変化についていくのに精いっぱいということろでしょうか。
・自律神経の乱れて体がだるい
・食欲不振になる
・理由もなく嘔吐をする
まずはこの3つの体調変化には注意をしておいてください。普段よりも、吐きやすい感じになって、犬が何となく胃もたれを起こしているような状況が察知できたときには、早急に動物病院に行って診察を受けるようにしてください。そのまま体調不良を放置してしまうと、どうしても抵抗力が落ちてしまいます。
秋の体調管理はどうすれば良い?
秋の体調不良には時間をかけて、じっくりと向き合う必要があります。それあ夏の間にエアコンの部屋で冷えてしまった内臓に疲労がたまるということも指摘されるからです。せっせと、早く体調を戻したいという飼い主の気持ちから、カロリーの高い食事を与え、嗜好性にとらわれた餌選びばかりをしていると、それがかえって大きな負担になりかねません。
まずは少しずつ食欲が戻り、嘔吐の回数や下痢の回数を減らすことを目標にしてください。動物病院に連れて行き、然るべき検査を受けた後の回復には少し時間をかけて見守ってあげる必要があります。食欲不振や消化器症状に対しては一時的に、体調が戻るまでの間は、療法食で様子を見るなど、飼い主さんも大きく構えてあげてください。
まず、考えてあげないといけないのは、夏の疲れがどっと出てしまう時期ですので、気温が落ち着くまで、ゆっくりと食欲を戻し少しずつ、運動量が戻って行くと秋の体調不良も改善の方向に向いていくものです。きせつの変わり目であることを意識しながら、犬も秋の体調不良は人と同じなのだと、理解して向き合ってあげてください。
秋の体調管理の重要性
夏の疲れをそのまま秋になっても引き続き訴えるような場合も多いのです。そんなときには、すぐには回復しないものと構えてください。
・食欲不振のときには嗜好性の高めのトッピング
・脂肪分を多く含むフードは胃腸に負担を与えるので控える
・体調不良が2週間以上も続く場合には、獣医さんの診察を受ける
まずはここを抑えて対処してあげてください。体重も減少し、食欲も落ちているときには、急激な回復は見込めません。気候が落ち着き、犬も少しずつ自分で動き出すとまた食欲も戻ります。そこまで回復が出来ない場合には何か病気を発症している場合もありますので、そこの切り分けだけはきちんと行うようにしてください。
秋の体調不良への対処方法は?
少しずつでも水分を摂るように飼い主さんが気をつけてあげてください。自分で飲まないという場合には、スポイトなどで口元まで運んで、少しずつ水分補給も日課にするようにしてください。寒暖差に気をつけて、できるだけ温度差のないところで、体力を回復できるように努めてあげてください。そして、食べられるものを少しずつ与えてください。秋の体調不良には焦りは禁物です。
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UCHINOCO編集部
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