猫が膝の上に乗ってくるのはどんな時？

猫はかなりの気分屋です。自分の気持ちにまっすぐな行動を見せるのが当たり前のことなのです。そして、猫が飼い主さんの膝の上に乗りたいと思うは次の3つの理由が考えられます。

〇飼い主さんに甘えたい
〇暖を取りたい
〇飼い主さんが落ち込んでいるから癒したい

このいずれかの気持ちが働いたときに、急に膝の上に乗りたがります。そこを理解して猫と暮らしていると、猫の心の機微にも気づけるようになります。猫が飼い主さんに何か用がある場合、何かを告げたいときには必ず膝の上に乗ってくるものです。

猫は自分の寒さなどにも敏感です。寒いと感じて暖を取ろうと思うときには、すかさず飼い主さんの膝の上を狙います。そこには物理的な理由と、本能的な気持ちとが交差しているのです。それでも、膝の上に猫が乗ってくる場合には、邪見にせずに心を込めて対応してあげてください。

それが猫にとっても助けになる場合が多いのです。自分の体調に異変を感じているときには、しきりに飼い主さんの膝の上に乗りたがるという猫も多いようです。まずはその時の食欲などもチェックして、猫に異変がある場合には、素早く対応してあげてください。

猫はとても気分屋の一面を持ちつつも、本当は甘えん坊です。飼い主さんの膝の上でくつろぎたいと感じているときには、甘えたいという思いが大きくなっている時です。そして膝の上で眠ってくれるような場合には、信頼関係がうまく成立していることだと感じてください。ただ、膝の上に乗るだけで、数分で離れてしまうようであれば、まだまだ信頼関係が出来ていない証拠です。

どうでしょうか？猫が長く膝の上で過ごしてくれるようになったときには、猫の気持ちを深く察してあげてください。そして猫を優しく撫でて声がけをしてあげてください。そうすると猫もうっとりと目を細めるはずです。

猫が人の膝の上に乗るときには、何かお願い事がある場合が多いと知っておいてください。飼い主さんが気づかないところで、何か要求が起きている場合がほとんどです。お腹が空いているときや、トイレが汚れてしまっているからお掃除してほしい！などの要求は、猫に言われる前に気づいてあげたいところです。それでも、要求をされたら素直に、飼い主さんは要求を満たしてあげれば良いのです。

自分の存在を飼い主さんや他の人にアピールをするために膝の上に乗るということは、よくあることです。猫は基本的にツンデレです。もしも、飼い主さんが自分に対して、素っ気ない態度を取る場合には、猛烈に猫の方からアピールをすることが多いのです。自分を主張することが当たり前になっているのです。

猫だって、その家で暮らすわけですから、しっかりと自分のことを主張したいときもあるのです。数分でも、猫だけをかまってあげれば猫は必ず納得してくれるはずです。猫が自分をアピールするために膝の上に乗るときには、十分にかまってあげてください。

猫は、自分に実直です。そして自ら膝の上に飛び乗ってくるような場合には、そこを飼い主さんも感じてあげてください。猫らしい行動であり、猫に主張でもあるのです。猫と呼吸を合わせて絆を深める瞬間ですので、そこを外さないようにしましょう。猫が膝の上に乗ってくるというのは、猫とコミュニケーションをとる格好のチャンスなのです。膝の上に猫が乗ってきたときには、優しく接して猫との時間を飼い主さんも楽しもうという姿勢が肝心です。