猫にとって寂しいという感情とは?
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猫は常にクールな表情をしているので、寂しいという感情などは持たないのでは?といまだに思っている飼い主さんも多いようです。それでも猫の中でも寂しがりやの猫は案外と増えているのです。家猫としての暮らしが当たり前になっていて、飼い主さんとも密着した生活をしていると、寂しいという感情を持った時に、鳴き声で周囲に知らせようとします。
急にいつもとは違うトーンの鳴き声を出して、甘えてくるようになります。明らかに鳴き声が違っているので、飼い主さんは猫の様子に気が付きます。猫にとっては精一杯の感情表現なのです。
いつもとは鳴き声も違います
猫も自分の感情を鳴き声で表すのです。飼い主さんに対して寂しいという感情の時には甘く優しい声で鳴きます。これは、猫が飼い主さんを求める時の鳴き声です。声色というよりも、心の感情が鳴き声に出てしまうという方が正しいのではないでしょうか?猫にも気持ちがあります。甘えたいという気持ちは猫にもあるのです。
甘える理由もたくさんあります。猫が甘えた声を出している時には、気持ちを優先させてその甘えを受け入れてあげてください。それが飼い主さんとしての愛情です。
猫は構わなくても大丈夫!は違います
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本当は甘えん坊の猫もいます。シャイだから、なかなか、態度に示すことはできないけれども、本当は飼い主さんに甘えたくて仕方がない。そのサインとして甘えた声で鳴くのです。そこに気づいてあげてください。どんな鳴き方をしている時が、寂しい時か?というのは、飼い主さんにしかわからない部分でもあります。
それでもたいていの場合、「にゃ~~~~ん」と長めに鳴くのが寂しくて甘えたい時の鳴き方です。それが度を越すと、今度は飼い主さんに気づいてもらいたいという気持ちが高じて、悪戯をするようなタイプの猫もいるのです。甘えた鳴き方をしているときに、適度にかまってあげないと、ほんの少しひねくれた感じの猫ちゃんになってしまう可能性もあります。
寂しい~と鳴いているように聞こえる??
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猫は物悲しい鳴き声で自分の寂しさを訴えてきます。それは本当に心からの鳴き声です。最近、飼い主さんと触れ合えていない、少しも遊んでもらえないということは、猫にもわかっていることです。思いが余って、ついつい寂しい気持ちが切ない鳴き声に変わるのです。
こんな時はどうすれば良いの?長く一緒に暮らしていると猫の気持ちにも気づけるようになります。少し、仕事を置いて、猫と夢中で遊んでみませんか?すると、今度は甘えた鳴き声に変わります。猫は寂しいと思った瞬間に、飼い主さんに気づいてもらえると、それで満足します。気づいてもらえることに意味を感じるようです。いつもと鳴き声が明らかに違うという場合には、少し構ってあげるようにしてください。それが猫とのコミュニケーションです。そのうち、猫の鳴き声で何を感じているのかがわかるようになります。
あまり長く鳴かさないというのも愛情
猫が自分の方から意思表示をしてくるときに、ダイレクトな対応をすることは、大切なことです。常に飼い主さんを求めるような態度を取ることはありません。あまりにも寂しい鳴き方をしているときには、長く鳴かさないようにするのも愛情なのです。もしも、猫が寂しいという気持ちを表していても、無視をし続けた場合には問題行動も起きてきます。
そうならないためにも、きちんとスキンシップをして猫の気持ちにも敏感で居てあげてください。それが、飼い主さんからの愛情表現の一つです。
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UCHINOCO編集部
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