犬がヒコーキ耳になるときってどんなとき?

犬は喜びの感情が高ぶると耳を後ろに倒してしまいます。いわゆるヒコーキ耳状態になります。耳を飛行機の翼のように倒すのでヒコーキ耳という呼び名があるようです。一部の犬では緊張が高まるとヒコーキ耳になる場合もあるようです。 2019年08月23日作成

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犬がヒコーキ耳になる場合

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ヒコーキ耳になっている時の表情は、普段とは少し違っていることに気が付きます。たいていの場合には、表情が緩んでいるという感じがします。犬の中には、ヒコーキ耳になっている時に一番のリラックスを感じているという場合も多いのです。一方で、ひどく緊張をしているときに、軽く威嚇攻撃をしそうな場合の時にも耳を倒している場合があります。

ヒコーキ耳に両極端の意味がこめられているのです。その犬によって、比較的どちからに、偏る傾向が強いことも知られています。自分の愛犬がヒコーキ耳になっている時の状況を思い浮かべてみてください。たいてい、似たような状況の時にヒコーキ耳になっているものです。

ヒコーキ耳で喜んでいるとき

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飼い主さんが外から帰宅した場合や、犬にとって特別嬉しい気持ちになったときのヒコーキ耳は歓迎してあげてください。純粋にそれは嬉しい気持ちでいっぱいになっている証拠です。その時の気持ちに飼い主さんが同調することで、犬の感激ども増します。それは犬にとっても幸せな瞬間です。

飼い主さんは喜びのヒコーキ耳には素直に反応してあげましょう。必ず目は優しく口元は緩んでいることがわかります。犬はとても自分の気持ちに素直です。そんな愛らしい姿を飼い主さんの中でもきちんと理解して、接してあげることが肝心なのです。

ヒコーキ耳は嫌な気持ちのときになる?

犬は耳の位置を変えることでその時の感情を示すものです。ヒコーキ耳は嬉しい時の感情表現だけではありません。犬によっては極度の緊張や何かに対しての恐れを感じた場合には、すぐに耳が倒れます。いわゆるヒコーキ耳になって顔の表情もこわばっているような場合には、マイナスの要因がその犬に存在しているときなのです。

直前にとても怖い目に遭っている場合や、何か嫌なことを思い出した場合など、複雑な心理状態が入り混じっていると考えてあげてください。そんな場合には撫でようとしても、犬の方から引いていきます。触られるのも今は嫌!という否定的な気持ちに陥ることもあるのです。

耳を倒して何かを聞こうとしている??

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犬には人間にはない耳の筋肉があります。これを耳介筋と呼びますが、自分で耳を倒すことが出来るのです。それは意図的な場合と、自然に耳が倒れる場合とがあります。何か見知らぬ音が聞こえてきた場合にも、耳を器用にヒコーキ耳状態にして、音を確かめようとします。何も音がしていないときに、ヒコーキ耳になっている場合には、それ以外の理由が存在する場合です。

耳の動きというのは、犬にとっては複雑で一概には、音だけを聴いているとは言い難い部分もあります。見知らぬ音を知りたいという思いと、その音に怯えている場合とがあるのです。そのどちらが先行してヒコーキ耳になっているのか?は、なかなか解明できない部分でもあるのです。

ヒコーキ耳になっても表情が穏やかな場合

特に恐怖を感じていない場合には、ヒコーキ耳をしていてもそれほど、精神状態が悪くないと想像できます。恐怖というよりも探求心の方が勝っているという場合なのです。本当に恐怖を感じているときには、ヒコーキ耳になって表情も厳しくなるものです。

ヒコーキ耳だけにとらわれずにそれ以外の表情や他の反応を加味して、その時の感情を読み取ってあげることが対亜節です。同じヒコーキ耳になっていても、吠えていない場合や表情が変わらない場合には、穏やかに見守ってあげましょう。

ヒコーキ耳+吠える場合

耳を後ろに倒してヒコーキ耳の状態にしながら、低い姿勢を取って唸るような声を出しているときには、何かに強い恐怖を感じている時だと捉えてください。ヒコーキ耳になりながら、自分を守ろうとしている健気な仕草でもあるのです。ただ、頻繁に続くと精神面も心配になります。

ヒコーキ耳になりながらも、吠えていない場合には敵意がないです、ということを相手に一生懸命に伝えようとしている姿なのです。犬は瞬時に、その相手は自分より上か下かを判断できる力を持っているのです。

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UCHINOCO編集部

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