ご主人様はどっち！？猫は人間をどう思っているのか考えてみよう

新聞を読めば邪魔をされ、ベッドで横になれば上に乗られ･･･なんだか飼い主さんの扱いがしもべのごとく下に見られている気が？！猫って人間のことをどう思っているの？研究に基づいて導き出された結論が納得できるものでした！

イギリスの動物行動学者が研究した結果、犬は人間を”犬とは異なる存在”として認識していることがわかりました。それは犬が人間と遊ぶときと犬同士で遊ぶときでは行動が全く違うというようなことで判断できるそうですが、猫には人間を異なると認識していることを示すような行動がなかったということです。

以上のようなことから、どうやら猫は人間のことを他の猫たちとするような対等な立場のコミュニケーションしているのではないか、ということが分かりました。それはシッポをたてて怒ったり、脚にまとわりついたりといった、猫同士で行っている感情表現と全く同じことを人間にも行っているということで判断されたのです。

犬は飼い主が呼ぶと飛んできて側に控えますが、猫は呼んでも来ない子が多いですよね。これも猫が人間を同類と見ている証拠。自分を犠牲にしてまで主人の言うことを聞く犬とは違い、自分の気分を優先するのも人間を猫と同類だと思っているからなんですね。

飛んだり走ったり、猫の身体能力の高さはすでにご存知の通り。獲物を捕まえる身のこなしは、人間にはとても真似のできるものではありませんね。捕まえた獲物を枕元にもってきてくれる･･･猫は人間のことを”ちょっと鈍くさいヤツに差し入れしてあげている”と思っているのかもしれませんね。

狩りのお手本を示してくれたり、体を舐めてきれいにしようとしてくれたり、愛猫は飼い主さんを手のかかる仲間だと思ってくれているかもしれません。だからこそ飼い主さんも愛猫を仲間として尊重し、お互いが気持ちよく生活するためのコミュニケーションを図ることが大切ですね。なんだかとても人間くさいと思いませんか？
いかがでしたか？猫は人間を同じ猫の仲間だと思っているようだと分かると、普段の行動がなんだか納得がいきませんか？仲間としてお互いを尊重したコミュニケーションをしっかり取ってあげましょう。