保護した猫の週齢、月齢ごとの最適なお世話の仕方とは(生後3ヶ月まで)

かわいい子猫と運命の出会いは突然起きます。その子猫を飼うことになった時のお世話は、猫の成長過程によって違います。保護した時の週齢、月齢ごとの最適なお世話の仕方をご紹介します。 2020年04月19日作成

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子猫の誕生から2週間までのお世話の仕方

子猫を保護して家族として迎え入れることになった時にまずしなければいけないのは、動物病院に連れて行くことです。
外で保護した場合には、寄生虫に感染している可能性が高く手当が必要ですし、子猫は成長の度合いによってお世話の仕方が違うので、獣医さんに子猫の週齢や月齢などを調べてもらう必要があります。
その調べてもらった週齢によりお世話の仕方は変わって行きます。

〇子猫が生まれたばかりだったり生後2週間までの場合のお世話を紹介します。
本来ならこの時期は、母猫の母乳を飲む時期です。
しかし保護した猫ですから母猫はいないので、子猫用のミルクを40℃に温めて与えます。
生後2週間までの授乳回数は、3、4時間おきに与えます。
1日に与えるミルクの量は60mlで、これを10mlを6回に分けて与えるのがベストです。
子猫にミルクを与えるのは、夜中も関係なく与える必要があるので子猫のために夜中に起きてミルクを与えてあげる必要があります。
人間の赤ちゃんも同じですが、きちんとミルクを飲めているかの確認のために体重管理をする必要があります。
この時期の子猫は、体重がどんどん増える時期なので、もし体重が増えないようなら獣医さんに相談して下さい。

〇トイレの仕方
生後2週間までの子猫は自分で排泄をすることができません。
母猫がいる場合には肛門あたりを舐めて排泄を促します。
しかし母猫がいない場合には、飼い主さんが行わなければいけません。
その場合には、ミルクを与える前後にぬるま湯で濡らしたガーゼなどで子猫の尿道と肛門をトントンと刺激してあげます。
優しく刺激してあげると尿と排泄物が落ちて来ます。
本当ならまだ母猫の愛情を注がれる時期なので、保護した人が母猫のかわりにしっかりと愛情を注いであげて下さい。

子猫の週齢が3週齢から月齢が1ヶ月までのお世話の仕方

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この時期の子猫は、乳歯が生えて来て生えそろう時期です。
ミルクを与える授乳期からミルクから離乳食に移行して行く離乳期になります。
授乳の回数を徐々に減らして行き、授乳するときにスプーン1杯ぐらいの離乳食を哺乳瓶に混ぜて与えてあげましょう。
生後4週目に入った頃には、哺乳瓶などから安定したお皿にミルクと離乳食を入れて与えてあげることが大事です。
上手に舌を使って舐めて食べることができるようになったら成功です。
最初は上手に食べることができず、周りを汚してしまいますからお皿の下にタオルなどを敷いてあげましょう。
食べ終わったら、ひげや口元が汚れますので綺麗に拭いてあげて下さい。

〇子猫用のトイレで排泄
子猫は、ミルクを飲まなくなるタイミングで自力で排泄ができるようになります。
このタイミングで子猫用のトイレを用意して、食後に子猫を連れて行き排泄をさせるようにします。
子猫は、一度排泄すればそこがトイレだと認識してくれるようになります。
この時期の子猫は、爪切りや歯磨きなどをするようにすると、子猫が慣れて行きます。

子猫が2ヶ月から3ヶ月までのお世話の仕方

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この時期の子猫は、乳歯が生えそろっていますので子猫用のドライフードを食べることができます。
個体差がありますので、もしドライフードを食べにくそうにしていたらぬるま湯でふやかして与えてあげて下さい。
まだこの時期の子猫は、一度に多くの量を食べることはできません。
そのため1日に3回から5回に分けて与えて下さい。
子猫は、母猫から受け継いだ免疫が生後4ヶ月でなくなってしまいます。
この時期に感染症の予防のワクチンを打つといいでしょう。
今ご紹介したように、子猫のお世話は成長過程によって違って来ます。
もし、子猫を保護したらまずは動物病院に連れて行き、週齢や月齢を確認して適切なお世話をしてあげて下さい。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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