お尻の臭いを嗅いで名刺交換!
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しつけ教室などでも必ず最初に教えてもらうこと。犬同士の挨拶には欠かせない「お尻の臭い」の嗅ぎあい。これは人間の挨拶と全く同じだけのコミュニケーション方法なのです。犬同士には言葉や握手という方法がありません。その代わりにお尻を互いに嗅ぎあって名刺交換の代わりになることを行います。お尻にはその犬にしかない「臭い」があります。これを嗅ぎ合うことに大きな意味があるわけです。
肛門から漂う香り?
その犬の臭いというものはお尻から漂います。これを互いに嗅ぎあうことで確認をします。この確認こそが挨拶です。自己紹介代わりのお尻の嗅ぎあいという形になります。知らないもの同志でも、お尻を嗅ぎ合うだけで、簡単に相手を覚えられるのが犬の習性なのです。但し、社会化ができていない犬の場合には、お尻を嗅ぐという所作を知りません。そこは飼い主が主導してきちんと社会化の一環として教える必要性があるのです。
オシッコは置き名刺?
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犬が散歩中に他人の家付近や路上でオシッコをすることは決してマナー上、好ましいことではありません。相手によっては非常に気分を害されることも多々あります。犬側の気持ちとすれば、オシッコをその場所に掛けるということは、自分の縄張り意識を誇示していることにつながります。そして自己アピールを兼ねた置き名刺のようなものです。しつけの一環で、例えコミュニケーション方法としても、他人の敷地や公共の路上での排尿行為は、飼い主の責任のもときちんと処理をするべきでしょう。
「ここにいます」という自己PR
いわゆるマーキングは飼い主としても悩まされる問題です。犬は置き名刺代わりにオシッコをその場所に掛けて優越感に浸ります。そこには深い意味がそれほどありません。そして自分の他犬がつけたオシッコの臭いには詳細情報が含まれているのです。その犬の大きさや年齢、性別まで犬にはわかるというのですから、大したものです。それが自分の性別が違う犬の場合には、やや興奮をする場合もあるほどです。
他犬の、オシッコの後に自分のオシッコを重ねるような場合。これは自分の優位性を示している証拠なのです。ここは自分の縄張りだということを、改めて示すような気持ちになっているのです。少しでも高い場所にオシッコをする。それが、犬としてはさらに優越感を感じられる行為なのです。
他の犬とすれ違う時耳を下げるのはなんで?
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犬の気持ちは耳の角度にもよく現れるものです。特に他の犬とすれ違う時、耳を下げている場合には、その相手を怖がっているという証拠になるのです。臆病な性格の犬ほど、他の犬に恐れをなして耳を後ろに下げます。耳が下がる=恐怖を感じていることになります。精神的には緊迫した状態になっていることが多いことを飼い主は知っておいてください。
感情のコントロールができなくて
嬉しいのか悲しいのかわからないような耳の倒し方をしている犬。他の犬に会えてうれしくて興奮をして耳を下げているのかどうか?この判断の仕方としれば、まずは口、音をチェックしてあげましょう。真っ直ぐに見つめて口元に力が入っていない場合にはノーストレスの状態です。ただ、目を伏せて口周りに力が入る場合。かなり緊張をして不安が強い状態になります。
犬も自分なりに感情を表現している
他の犬に対しても、精一杯に自分の気持ちを表現しようとしているとき。飼い主はさりげなく手助けができることが望ましいでしょう。お尻の臭いの嗅ぎ合いに手を添えてあげて仲良くなれるように手伝うことも大切です。犬の耳が下がり恐怖を感じているようであれば、その場を離れるなどです。犬の気持ちに寄り添えることで、犬も、他の犬に接するときのマナーを徐々に学んでいくのです。
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UCHINOCO編集部
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