ふと見ると、スヤスヤ気持ち良さそうに寝ている愛犬の姿。飼い主にとっては究極の癒しになりますね。基本的に犬は睡眠時間が長く、1歳から6歳頃の成犬の睡眠時間は1日12~15時間が一般的とされています。犬種や年齢によっても異なる理想の睡眠時間ですが、十分な睡眠をとることは犬の健康を守る事になります。犬の睡眠を邪魔しないように、犬が寝ている時にしてはいけない事を認識しておきたいですね。では、具体的にご紹介していきましょう。
触る・撫でるはNG
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愛犬が寝ている時に、撫でたり触ったり・・これはついつい、やってしまう飼い主さんも多いはず!可愛い寝顔で眠る愛犬を見れば、撫でたり触ったりしたくなるものです。
しかし、熟睡中に急に触られる犬にとっては、非常に迷惑な行為なのです。特に神経質な犬やビビり犬の場合は、こちらがビックリする程、「ビック!!」として驚くことがあるのではないでしょうか?
犬は一般的に、睡眠時間の8割は「レム睡眠」で、体は休んでいても脳は起きている状態です。これは、敵から身を守るため、すぐに反応できるようにしていた野生の名残といわれています。ですから、犬は人間より睡眠時は敏感なのです。
愛犬の名前を呼ぶ
睡眠が比較的浅い犬は、寝ている時に名前を呼ばれることで反応して起きてしまいます。愛犬が睡眠中に、無駄に名前を呼んだり囁いたりすることは避けましょう。
急激に大きな音・騒音を出す
犬はご存知の通り、人間の何倍もの聴覚を持っています。その能力は人間の6倍程度と言われています。寝ている時に急激に大きな音を立てれば、音に敏感に反応して目を覚ましてしまいます。
犬が寝ている時に掃除機をかける、などの行為は控えてあげたいものです。
犬の睡眠不足に注意
犬も人間と同様に寝不足の状態が続くと、体調を崩したり精神疾患にかかることもあります。
睡眠をしっかりとっていれば、体と脳を休ませ、疲れやストレスを減らすことができます。しかし、十分に睡眠をとれないと、疲労感やイライラを感じるようになります。さらに睡眠不足が悪化すると、下痢や食欲不振、免疫力の低下など、健康に大きな影響を及ぼす危険があります。
犬の睡眠時に注意したいこと
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「犬が寝ている時にやってはいけない事」とともに、愛犬との睡眠時に注意したいことにも触れておきましょう。特に、ケージではなく愛犬と飼い主さんが一緒に寝ている場合は気をつけたいことがいくつかあります。
就寝中の事故に注意
愛犬をケージではなく、一緒のベッドや布団で添い寝している場合、就寝中に犬を押しつぶさないように注意しましょう。最悪のケースで、犬を圧死させてしまうという事故が実際に発生しているのです。まだ小さな子犬や小型犬などは十分な配慮が必要でしょう。
最近は愛犬とベッドで寝ている人も多いでしょう。愛犬がベッドから転落して、足をケガするなどの事故も少なくありません。体の小さな小型犬にとって、人間のベッドの高さは非常に高いものです。万が一に備えて、ベッドの下に厚めのラグやカーペットを敷くなど、事故の防止や軽減を考えた対策をしておきましょう。
飼い主が就寝中に起きる事故で気をつけたいのが犬の誤飲です。日中であればすぐに気づくことですが、就寝中は気付いてあげられません。寝ている間は、犬が自由にいたずらができる状態といえます。寝る前に、犬がいたずらしそうな物がないか、口に入れて危険な物はないか、チェックをしてから就寝するクセをつけておきましょう。
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UCHINOCO編集部
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