猫を飼っていると、「猫ってこんなことにストレスを感じるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。神経質で、聴力や嗅覚が優れているからこそ、些細なことでストレスを感じやすいのが猫なのです。
猫が嫌いなこと
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猫のストレス=猫が嫌いなことです。ここでは、日々の生活空間の中で猫が嫌いなポイントを紹介していきます。
住空間の騒音
聴覚が優れている猫は、大きな音が苦手です。そのため、子供たちの声・テレビの音・楽器・掃除機などの刺激的な音を苦手とします。また、うっかり飼い主さんが大声をあげることもストレスを感じるポイントです。
電気機器など低音の音
大きな音が苦手な猫ですが、パソコンや掃除機などの低音の音も苦手です。
同居動物の存在
同居動物との仲が悪かったり、急に新しい同居動物が現れると、環境の変化によりストレスを感じていしまいます。
環境の変化
引っ越しはもちろん、家具の配置の変更や愛猫が使用していた毛布やベッドなど自分の匂いがついたものがなくなってしまうと、猫は不安から強いストレスを感じてしまいます。
芳香剤や香水の匂い
そもそも猫は、石鹸や芳香剤などに含まれる【メチルノニルケトン】という匂いを苦手とします。そのため、これらが含まれるものや強い匂いを発するものは使用しないようにしましょう。もちろん、強い匂いを放つ香水や香料つきのハンドクリーム・ボディクリームなども、なるべく使用を控えましょう。
アロマオイルの使用
アロマオイルの匂いは、猫の健康を害する恐れがあるので、なるべく使用を控えましょう。
猫が嫌がるところを触っていないか
猫は、お腹や足付近を触られることを苦手とします。そのため、無理やりこの辺りを触ることにより、攻撃されることのあるので注意しましょう。また、洋服や頭につける帽子なども、例え嫌がらなかったとしても猫はストレスを感じています。
猫の欲求を満たしているか
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私たち人間もそうですが、猫も自分自身の欲求を満たすことが出来ないとストレスを感じます。そのため、猫のが生きていくために必要な欲求を理解しておきましょう。
食事・水分量は適正量か
毎日与える食事は、少なすぎず適正量を与えているか(与えすぎは肥満のもとになります)や、新鮮な水は常に用意しているかなど、食に関することは非常に重要です。もし、多頭飼いをしていたら、1匹ずつにフードとお水を用意しましょう。
快適な住空間か
猫は、暑いのには強いですが寒さには弱いです。そのため、室内温度の調整はもちろん、温まれる場所と涼める場所を作ることが大切です。
また、安心して眠れるように、クッションやベッドなどを用意してあげると良いでしょう。
トイレは清潔に保たれているか
猫はキレイ好きな生き物のため、トイレが汚いとストレスをかんじるだけでなく他の場所で粗相をしてしまうこともあります。そのため、トイレは常に清潔に保つことと、多頭飼いをしている場合は、最低でも頭数分のトイレを用意しましょう。
爪とぎは古びていないか
猫は、毎日爪を研ぐため、しっかりと爪を研げる爪とぎを用意しましょう。もし、古びたものがあれば、できるだけ早く新しいものに取り換えましょう。
日当たりの良い場所や隠れ家はあるか
静かで暗いところを好む猫ですが、日向ぼっこが大好きなため、室内のどこかに日向ぼっこができる空間を作りましょう。
また、隠れ家になる空間も作ることで、ストレスや不安、怒りを感じた時に気持ちを静めることができます。
猫のストレスサインを見逃すな!
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このように、神経質な猫は日々の生活の中で多くのストレスと共存しています。それでは、実際にストレスを感じた時、猫はどのような行動を取るのでしょうか。
あまり動かなくなる
歩く・ジャンプする・遊ぶといった行動が少なくなる他、人を避けるようになります。また、行動が少なることから、トイレに行く回数も減ります。
問題行動が増える
異常に鳴く・トイレ以外での排泄・スプレー行為など、猫の問題行動が増えます。
隠れたまま出てこない
隠れ家に入ったり、あまり人に見られない暗く狭い場所に隠れたまま、なかなか出てこなくなります。
噛んだり引っ掻いてくる
自己防衛をするために、気に入らないことがあると、唸ったり、シャーッと威嚇したり、噛んだり引っ掻いてきたりといった行動が目立ちます。
このように、日々の生活の中で猫は多くのストレスと隣り合わせで生活をしています。そのため、どのようなことでストレスを感じるのかが分かれば、その対処をしてあげることでストレスも軽減されます。
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UCHINOCO編集部
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