猫の水分補給足りてますか？飲まない時の水分を摂らせる方法！

猫が水分不足になると、腎臓病や泌尿器系の病気にかかってしまう可能性があります。
しかし、猫は水をあまり飲まない動物です。
なので飼い主さんが水を飲ませてあげる必要があるのです。
今回は猫の水分補給の大切さや方法をご紹介いたします。

水は体内の毒素を薄めたり、おしっこをする事によって毒素を体の外に出してくれるのですが、水分不足に陥ると腎臓病、膀胱炎、尿結石などの病気を発症させるリスクが高くなります。

では、何故猫は水分をあまり摂らないのでしょうか？
その理由は、猫の先祖、リビアヤマネコにあります。
リビアヤマネコは砂漠に住んでいたため、尿を高濃度に凝縮して少量の水分補給でも生きられるようになっていました。その先祖の名残で現代の猫は渇きを感じる感覚が弱くなってしまったと言われているそうです。

ですので、あなたの飼っている猫が自分で水をあまり飲まない子だとすると飼い主さんがお水を飲ませてあげる必要があります。

成猫の体の中の約60～70％は水分で占められていて子猫になるとその量は更に増えると言われています。
１日の水分量は体重１キロに対して50ｍｌ程度と言われています。
例えば、４キロの猫だと１日最低200ｍｌ以上は水分補給が必要です。
これ以下だと、水分が十分に摂れていないという事です。

猫がどうしても水を飲んでくれない場合は、飼い主さんが猫が水を飲んでくれるように工夫をしてあげなければいけません。

カリカリのドライフードを与えていた場合は、水分を多く含んだウェットフードに変更するだけでも効果があります。
ウェットフードの中でも特に水分量が多いタイプの物を選びましょう。
ウェットフードのみでは足りない場合はドライフードも混ぜて与えると良いでしょう。
もし、ドライフードに慣れていて、それ以外口にしないようでしたら、ドライフードをお湯でふやかしたり、水を混ぜて与えるのも効果的です。

猫によって飲みやすい容器は異なります。
蛇口から直接水を飲む事が好きな子も居ればマグカップが好きな子もいます。勿論専用の給水器が好きな子もいます。
色々試して、一番水を飲んでくれる物を探し出しましょう。

キンキンに冷えているお水が好きな子
ぬるま湯や常温のお水が好きな子
水道水が苦手な子
など、色々こだわりが強い子もいます。
その子の好みに合わせてお水を与えましょう。
水道水だと飲んでくれない場合は、一度お水を沸かして冷やした物を与えてみて下さい。

猫の大好きなまたたびが、水に溶けるタイプのまたたびとして販売されている物があります。
これを使用すると、またたびが好きな猫は沢山水を飲んでくれるようになるそうです。
あまりにも飲んでくれないのであればこういった物を使って飲ませるのも良いですね。

運動をさせることによって喉が渇いて、水を欲しがります。
家の中でも出来る運動は沢山あります。
じーっと一日中だらだらと過ごすより、少しでも走り回ったりするだけでも全然違うので、運動不足にならないように普段から気を付けておきましょう。

お水を自分から中々飲んでくれなくても、飼い主さんが猫の性格や好みを理解して工夫をする事で、問題なく飲んでくれるようになります。
普段からどれくらいの水を飲んでいるかもチェックしながら、愛猫の好みを学びましょう！
そしてスキンシップは猫の好みだけではなく病気の早期発見にも繋がります。
これを機にスキンシップを少し増やしてみてはいかがでしょうか？