おもちゃを使ってストレス発散させながら甘噛みを直そう
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子犬の甘噛みには、歯のかゆみや、好奇心、ストレスなどさまざまな原因があります。甘噛みされても痛みは少ないため、噛み癖は直さなくても良いと思っている人もいるかもしれません。しかし、成犬になると噛む力も強くなるため、他の犬や人に対して噛みついて怪我を負わせる危険性もあります。ドッグランなどで他の犬と安心して遊ばせるためにも、子犬の頃から甘噛みを直すように心がけましょう。
ただし、甘噛みを直そうと噛むたびに注意し続ければ、子犬もストレスを感じてしまいます。甘噛み用おもちゃを上手に使って、子犬のストレスを発散させながら甘噛みの癖を直していくことが大切です。具体的には、子犬と遊んでいる時に飼い主の手などを噛んできたら、「痛い」と低く短い声で注意しましょう。一方で、噛みたい欲求を満たすためにおもちゃを与えて、これは噛んでも良い物だということを教えてあげます。毎日繰り返し教えていけば犬は噛んで良い物と噛んではいけない物の区別が付き、徐々に甘噛みも減っていくでしょう。
おもちゃ選びのポイントは家の中にない素材であること
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ペットショップにはさまざまな種類の甘噛み用のおもちゃが販売されています。おもちゃを選ぶ時にはできるだけ家の中にない素材のタイプを選びましょう。例えば、布製のおもちゃの場合だと子犬が家の中にある衣類などもおもちゃだと勘違いする可能性があるからです。ゴム製のおもちゃや牛のひづめ、音の出るボールなどは甘噛み対策のおもちゃとして定評があります。また、犬用のガムならストレス解消や歯石を取る効果も期待できるでしょう。
ただし、犬用のおもちゃは人気商品といえども子犬によってはあまり遊んでくれないことも少なくありません。その子犬によって好みのおもちゃがありますので、最初からあまり高価なおもちゃを購入することは控えた方が良いでしょう。もし、市販品の甘噛み用おもちゃに関心がない犬の場合には、甘噛みを防ぐ対策として「しつけ用スプレー」を付けておくこともおすすめします。仕事など普段外出が多い女性は家の中の家具や電源コードなど、噛まれたくない場所や物にはあらかじめスプレーしておくと良いでしょう。
おもちゃで遊ばせる時に気を付けるべきポイントとは
子犬を甘噛み用のおもちゃで遊ばせる時にはいくつか気を付けたいポイントがあります。まず、甘噛み用のおもちゃで遊ばせる際には、あまり長時間遊ばせるのはNGです。特に、牛のひづめなどの硬いタイプの場合では、長時間遊ばせてしまうと歯が欠けてしまう可能性もあるため気を付けましょう。外出時に硬いタイプのおもちゃをそのままにしておいたら、帰宅時に歯から出血していた、というケースもありますので注意が必要です。
また、甘噛み用のおもちゃを日用品などで代用することも避けましょう。例えば、ペットボトルのキャップも犬が好んで噛みやすいですが、歯の噛み合わせが徐々に悪くなる可能性もあるため気を付けたいところです。さらに、前述の通り犬用のガムも甘噛み対策として有効ですが、ガムは誤って飲み込む危険もあります。その子犬にキチンと合ったガムのサイズを選んであげましょう。
時間を決めて子犬を甘噛みおもちゃで遊ばせよう
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おもちゃを使うことで子犬も楽しみながら甘噛みの癖を直すことができます。甘噛み用のおもちゃを与えることによって、子犬の噛んでも良いという欲求も満たしながら、飼い主の手などを噛んだ時には注意してしつけをしましょう。だらだらと遊ばせずに毎日時間を決めておもちゃを使って遊んであげてください。
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UCHINOCO編集部
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