猫に与える水は水道水で大丈夫？注意点も解説

まずは本題である、猫に与える水は水道水で大丈夫かどうかについて解説します。
また、ミネラルウォーターは猫にどのような影響があるのかも見てみましょう。

結論から言うと、猫に水道水を与えても大丈夫です。
日本の水道水は、水質管理が徹底されている安全な水といえるでしょう。
また、日本の水道水はミネラル分の少ない軟水のため、猫に与える水は水道水がもっとも適していると言っても過言ではありません。
多くの人が懸念しているであろう水道水の残留塩素についても、非常に微量なので猫の健康に悪影響を及ぼす心配は極めて少ないでしょう。

飼い主が猫のために、ミネラルウォーターを与えたいと考えることもあるでしょう。
しかし、猫にミネラルウォーターを与えるのは避けたほうが良いです。
なぜなら、ミネラルウォーターにはマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが多く含まれているからです。
ミネラルであれば猫の身体に良いのではと感じるかもしれませんが、猫が多くのミネラルを摂取するのは、尿路結石のリスクが高くなります。
猫にとって尿路結石はかなり辛いもので、症状が深刻なものになることもあるため、リスクを少しでも減らすために猫にミネラルウォーターを与えるのはやめましょう。
ただし、猫用、もしくはペット用として販売されているミネラルウォーターであれば、与えても問題はありません。

猫に水道水を与えるメリットは、何といっても安価な点でしょう。
一般的に売られている水は500mlや2Lで100円程度かかってしまいます。
水道水であれば、これより安い利用料金で水を使用することができます。
安全性やコストパフォーマンスを考えても、猫に水道水を与えるメリットは大きいといえるでしょう。

猫に水道水を与える際は、いくつかの注意点があります。
注意点を守れば、猫に水道水を与えても問題はないでしょう。

猫はきれい好きな動物なので、汚れた水は飲みません。
また、飲み水が入った食器が汚れていても、水を飲まなくなることがあります。
猫が水を飲まなければ尿路結石のリスクが高くなるため、なるべく積極的に水を飲んでもらう必要があります。
そのため、猫に水道水を与える際は、水に食べカスやホコリが溜まっていないか常に注意しましょう。

猫によっては、水道水のカルキ臭を嫌がることがあります。
そんな時には、水道水を沸騰させたり冷蔵庫で冷やしたりして、カルキ臭を抜いてあげましょう。
ひと手間加えるだけで、水道水を嫌がる猫でも飲むようになるはずです。

先述したように、猫は水を飲まなければ尿路結石などの病気のリスクが高くなります。
そのため、飼い主として日頃から猫に水を飲んでもらうように工夫をする必要があります。
おすすめは、自動給水器を設置することです。
自動給水器は常に水が流れているため、止まった水を飲みたがらない猫でも飲みやすくなります。

また、自動給水器は細かいホコリなども取り除いてくれて、きれいな水を飲ませることが可能です。
ほかにも、ウォーターボトルの口を大きいものに変える、水を飲まない猫はウェットフードを与えるなどの対処もおすすめです。
ちなみに、あまりに水を飲まない場合は病気も疑われるため、心配であれば一度獣医師に診てもらうと良いでしょう。

猫の健康を考えるのであれば、自動給水器を利用するのが良いでしょう。
最後に、おすすめの自動給水器をご紹介します。

3層フィルターで水をろ過し、いつでも新鮮な状態の水が飲める自動給水器です。
また、菌の繁殖を抑えるために、常に水を循環させています。
内部パーツが取り外せて、お手入れも簡単です。

静音性に優れた、自動給水器です。
本体が透明なので、水の残量も確認しやすいでしょう。
また、本体とポンプがコードレスとなっているため、お手入れも簡単です。

1.8Lの大容量設計で、出張などの際にも猫に新鮮な水を飲ませることができます。
フィルターも安価で、長期的に使用しやすいでしょう。
また、静音性に優れているため、リビングで使用しても気になりにくいです。

スタイリッシュなデザインの、自動給水器です。
ポンプがワイヤレスになっているため、お手入れが簡単でしょう。
また、3層フィルターで、しっかりと水の汚れも浄化してくれます。

猫に飲ませるのにおすすめの水は、水道水です。
水道水は軟水であるため、猫がたくさん飲んでも尿路結石になるリスクは高くありません。
水道水の残留塩素も非常に微量なので、健康に悪影響を及ぼす心配もないでしょう。
また、猫は静止した状態の水より、流れている状態の流水のほうが飲みやすいことが多いです。
そのため、猫に水道水を与える際は、自動給水器を使用するのがおすすめです。