猫をマンションで飼うメリットとリスク
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まずは、猫をマンションで飼うメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリットはあまりありませんが、しっかりとデメリットを理解した上で猫を飼うことが大切です。
猫に癒される
もしも一人暮らしのマンションで猫を飼うのであれば、猫に癒されるという最大のメリットが挙げられます。
実家からなんらかの理由で引っ越しをしなくてはならなかった人が、突然一人での生活をするというのは、寂しいものです。
しかし、猫が一匹いるだけで寂しさは紛らせられるでしょう。
もちろん猫を飼うのであればしっかりと世話をしなければなりませんが、猫の世話をするのも一人暮らしであれば楽しいイベントのひとつになります。
猫の脱走の可能性が低い
マンションの1階であれば別ですが、2階以上に住んでいる場合は猫が脱走する可能性が低い点がメリットとして挙げられます。
一軒家やマンションの1階に住んでいる人は、窓が開いていたら猫が飛び出して脱走することがあるでしょう。
高層階であれば、猫は飛び降りて脱走する可能性は低くなります。
しかし、窓から落ちて怪我をすることや近くの木に飛び移って脱走をする可能性もあるため、かならず窓は閉め切っておかなければなりません。
抜け毛で部屋が汚れやすくなる
猫は春と秋の換毛期になると抜け毛が増えるため、掃除をする手間が増えるでしょう。
また、日頃から毛並みを整えるためにブラッシングをしなければならなく、それも抜け毛が増える原因といえます。
掃除を苦としない人であればよいですが、掃除が苦手な人にはマンションで猫を飼うのは難しいかもしれません。
また、マンションは一軒家に比べると敷地面積が狭いため、猫のにおいが気になる人もいるでしょう。
エアコンの電気代がかかる
猫を飼う上で、特に夏場の暑さ対策は気にしなければなりません。
暑い時期であれば、24時間エアコンをつけっぱなしにしなければ、猫が熱中症になる可能性が高くなります。
そのため、飼い主が不在のときでもエアコンを稼働させなければならないため、かなりの電気代がかかるでしょう。
壁紙やドアで爪とぎをされる
猫をマンションで飼うのであれば、壁紙やドアで爪をとがれることが一番のデメリットかもしれません。
特に賃貸住宅であれば、退去時に原状回復費用がかかるため、かなりの出費が予想されます。
また、ソファなどの家具で爪をとぐこともあり、家具や家電を破壊されてしまうこともあるでしょう。
猫をマンションで飼う際の注意点
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次に、猫をマンションで飼う際の注意点についてご紹介します。
これらの注意点を守らなければ、最悪の場合猫といっしょに住むことができなくなる可能性があるため、注意しなければなりません。
ペット可の物件か確認する
マンションなどの集合住宅で猫を飼う際には、かならずその物件がペット可かどうか確認をしましょう。
ペット不可の物件でこっそり猫を飼っていると、入居中や退去時にさまざまなトラブルが予想されます。
管理会社によってはかなり厳しい罰則があり、最悪の場合は強制退去を命じられることもあるでしょう。
また、ペット可であっても小型犬のみ可など条件付きのものもあるため、注意しなければなりません。
ベランダに猫を放さない
「猫にも外の空気を吸わせてあげたい」と考えて、ベランダに猫を放したりトイレを設置したりする人がいます。
しかし、ベランダに猫を放すのは脱走や隣の部屋のベランダに飛び移るなど、さまざまなトラブルに発展する可能性があるためやめましょう。
また、ベランダに猫のトイレを設置するのも、においによるトラブルになることがあります。
もちろん、ベランダで猫のブラッシングをするのも、抜け毛が周辺に舞ってしまう可能性が高いため、絶対にしてはいけません。
トラブル防止グッズを使用する
猫をマンションで飼う際は、爪とぎ防止シートや脱走防止グッズなどを使用するとよいでしょう。
爪とぎ防止シートを壁紙に貼っておくことで、猫は壁で爪をといでもツルツルと滑ってうまくとぐことができません。
脱走防止のための柵なども販売されているため、それを使用して猫の脱走を予防するのもおすすめです。
また、飼い主の不在時のトラブルを予防するために猫をケージに入れておくのもひとつの手段といえます。
賃貸での猫の飼育に役立つグッズ4選
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猫のイタズラや脱走を予防するために、賃貸での猫の飼育に役立つグッズをご紹介します。
これらのグッズを活用して、さまざまなトラブルから身を守りましょう。
にゃんがーど
突っ張り棒タイプの、猫の脱走防止グッズです。
耐久性があり水にも強いため、長い間使い続けることができるでしょう。
また、完全オーダーメイドで家のサイズにぴったりのものを作ることが可能です。
猫ちゃんの爪とぎ防止壁保護シート
表面がツルツルで、猫が壁で爪とぎをするのを防止してくれるシートです。
弱粘着性なので、賃貸物件でも問題ありません。
半透明の保護シートは壁紙の見た目を損なうこともないため、どんな家でも使用することができるでしょう。
ラブリコ キャットタワー DIYパーツセット
市販の2×4の板材を組み合わせることで、おしゃれなキャットタワーを作ることができるDIYセットです。
工具が必要ないため、誰でも簡単にキャットタワーを作ることができるでしょう。
天井や床を傷つける心配がなく、賃貸物件でも使用することができます。
キャットウォークプラス
狭いスペースを有効活用できる、突っ張り棒タイプのキャットタワーです。
ステップを好みに合わせて取り付けることができるため、子猫からシニア猫まで幅広く使用することができるでしょう。
インテリアに馴染む、おしゃれなデザインも特徴です。
マンションで猫を飼う際は細心の注意を!
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マンションで猫を飼う際は、壁紙などの爪とぎをはじめ、においや音のトラブルなどにも十分に配慮しなければなりません。
また、かならずペット可であり猫可の物件を選びましょう。
もしもペット不可の物件でこっそり猫を飼っていると、強制退去をさせられることも考えられます。
マンションで猫を飼う際は、猫のことを第一に考えて行動する必要があるでしょう。
ねこ工房(参照日:2021-08-31)
https://item.rakuten.co.jp/nekokobo/tobira/
かべがみ道場(参照日:2021-08-31)
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rooming(参照日:2021-08-31)
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キャットランド(参照日:2021-08-31)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。