犬を室内で放し飼いにするときに考えられるトラブル
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まずは、室内で放し飼いをするときに考えられるトラブルについて見てみましょう。
特に犬に留守番をさせる機会の多い人は、参考にしてみてください。
誤飲
おそらく室内で放し飼いをするときに一番多いトラブルが、誤飲です。
毎日床の掃除をしてきれいにしていても、犬が走り回ることでインテリアなどが床に落下してしまう可能性もあります。
また、遊んだ後のおもちゃを出しっ放しにしていることもあるでしょう。
それらを犬が誤飲してしまい、喉に詰まり最悪の場合命にかかわることもあるかもしれません。
また、ねぎ類やチョコレートなどの犬が中毒症状を起こす食べ物を誤飲してしまうことにも、注意が必要です。
怪我
また、怪我のリスクは高まります。
室内を自由に歩き回ることができるため、ソファやベッドなどの高い場所から降りることもあるでしょう。
着地の際に、足を痛めてしまうことも考えられます。
また、コードなどを噛んで感電してしまう可能性もあるでしょう。
コードを噛むのは感電以外にも、火事になる危険性があるため、注意が必要です。
ほかにも、お風呂のドアが開いていて浴槽に落ちてしまうリスクなどが挙げられます。
いたずら
特に留守番中の犬に多いですが、飼い主がいないことによる不安からいたずらをしてしまうことがあります。
ティッシュをぐちゃぐちゃにしたり、家具や家電を噛んで破壊してしまったりすることもあるでしょう。
そのため、犬がいたずらをしないような工夫をする必要があります。
犬のストレスが溜まる
犬を放し飼いにすることで、犬のストレスが軽減されるのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、犬は落ち着ける場所がないとストレスが溜まってしまいます。
室内にケージを設置していないのであれば、犬はどこで休んだら良いのかわからなくなってしまうでしょう。
特に留守番をすることが多い犬には、ケージを設置してあげることをおすすめします。
犬を庭で放し飼いにするときに考えられるトラブル
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一部の家庭では、犬を庭で放し飼いにしているところもあります。
広い庭であれば十分可能でしょうが、それでもトラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。
次に、犬を庭で放し飼いにするときに考えられるトラブルについて見てみましょう。
無駄吠えによるトラブル
庭で犬を放し飼いにしているのであれば、犬はさまざまなものを目にする機会があるでしょう。
通行人や車はもちろん、ほかの犬も見かけることが多く、犬はそのたびに興奮して吠えてしまうかもしれません。
外での犬の鳴き声はかなり響くため、近隣住人からのクレームになる可能性があります。
人を噛んで怪我をさせることがある
犬を庭で放し飼いにしていて、もし外から人が手を入れることができる環境であれば、犬が人の手を噛んでしまう可能性があります。
特に小さな子どもは、犬を触りたがることが多いため注意しなければなりません。
そのため大きな塀などがない家庭では、ほかの人が庭の犬に手出しすることのないような工夫が必要です。
脱走
犬が庭から脱走してしまうことも想定しておかなければなりません。
脱走した張本人である犬がパニックになってしまうことがあります。
ほかの人や犬に驚いて噛んだり、思い切り走り出したりして迷子になってしまうこともあるでしょう。
そのため、庭で犬を放し飼いにする場合には事前に首輪やマイクロチップをつけることをおすすめします。
犬を放し飼いするときの注意点
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犬を放し飼いにするのは、少なからずリスクがあります。
リスクを取り除くためにできることは、かならずしておきましょう。
ケージを用意する
室内で犬を放し飼いにするのであれば、かならずケージを用意しましょう。
ケージがあれば、犬が留守番をするときや休憩をするとき、来客時に隠れる場所として犬は積極的にケージを利用するはずです。
ケージがあるだけで犬は落ち着ける場所があるため、飼い主がいなくても不安になりにくくなります。
また、留守番時のいたずらや怪我の予防にも繋がるため、犬を飼うのであればケージは必須アイテムといえるでしょう。
犬の行けない場所を作る
犬を室内中自由に動き回れる環境は、誤飲や怪我にも繋がります。
そのため、バリケードなどを設置し犬の行けない場所を作ることがおすすめです。
また、飼い主が家にいるときだけ放し飼いにし、飼い主が不在の間はずっとケージに入れておくのも良いでしょう。
そうすることで、犬は生活にメリハリがつき、留守番のときにもパニックを起こしにくくなります。
無駄吠えのしつけをしておく
特に飼い主が留守にしている間に多い、無駄吠えのトラブル。
無駄吠えは近隣住人の迷惑になるのはもちろん、飼い主にとっても耳の痛い話です。
そのため、日頃からしっかりと無駄吠えのしつけはしておきましょう。
空き缶におはじきを入れたものなどの大きな音が出るものを用意し、犬が吠えたタイミングで死角から犬の近くに向かって缶を放ってみましょう。
そうすると、犬は驚いて吠えるのをやめるはずです。
そしてそれを続けることで、犬は「吠えると嫌なことが起こる」と認識するようになり、徐々に無駄吠えは減っていくでしょう。
犬を放し飼いにするのであれば、犬の安全を確保しよう
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室内や庭で犬を放し飼いにするときは、さまざまなトラブルに発展する可能性があります。
誤飲や怪我などの犬にとって危険なトラブルはもちろん、ほかの人を怪我させたり脱走したりといったトラブルも起きてしまうかもしれません。
ほかの人や犬への配慮はもちろんですが、愛犬を守るためにも放し飼いにするのであれば犬の安全を確保することを最優先に考えましょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。