猫の気持ちが知りたい!
猫は犬と違って気持ちの表現がはっきりしていません。
また猫は気まぐれといわれていますので
ほとんど気まぐれの一言でくくられてしまうこともあります。
そんな猫もよく観察していると表情やしぐさから気持ちを読むことができます。
表情からわかる猫の気持ち
表情から猫の気持ちを知るには『耳・目・口・ヒゲ』に注目してみると猫の気持ちを知ることができます。
猫の気持ちは大きく分けて6種の気持ちがあり、ちゃんとそのサインも体に現れています。
一つ一つどのようなものなのかを説明していきます。
①幸福なとき
耳→立っている
目→細めている・閉じている
口→閉じている・半分開いている
ヒゲ→頬についている
②嬉しいとき
耳→立っている
目→通常より開いている
口→口角が上がっている・口が開いている
ヒゲ→ピンッと立っている
③警戒しているとき
耳→後ろに倒れている・反っている
目→上目遣いになる
口→閉じている・閉じたまま口角が上がっている
ヒゲ→ヒゲ同士の間隔を空け立てている
④リラックスしているとき
耳→通常より左右に開いている・不規則な方向に向いている
目→閉じている(寝ている)
口→口角が緩くなっている・ひきつっていない
ヒゲ→だらんとしている
⑤恐怖心を抱いている(軽度の威嚇をしている)とき
耳→すこし後ろに反っている
目→上目遣いをしている・眉間にしわが寄る
口→少し上がっている・カチカチと歯を鳴らすような音が聞こえる
ヒゲ→ヒゲの先端が鼻より前に向いている
⑥怒っている(威嚇をしている)とき
耳→前かがみになって立っている
目→獲物を捕まえるような鋭い目つきになる
口→閉じている・開いてはいるが口角が上がりきっている
ヒゲ→ピンッと張っている
しぐさからわかる猫の気持ち
猫は顔の表情も良く気持ちを表していますが、『しっぽ』を見るのが一番わかりやすかったりもします。
しっぽがない猫もいるので一概には言えませんが
しっぽを見てから表情や鳴き声で気持ちを把握することができます。
人間によく使われることわざ「目は口ほどにものをいう」と同じように
猫にも同じように「しっぽは表情ほどにものをいう」と使えるくらいしっぽに気持ちが表れることが多いです。
猫のしっぽの動きやしぐさがあらわす気持ちについても
上記の様に6種類の気持ちを元に下で説明していますので参考にしてください。
①幸福な時
幸福な時はしっぽを
「ピンッとまっすぐ立てている」
満足しているときや満腹の時などによくするしぐさです。
②嬉しいとき
嬉しいときはしっぽを
「ピンッとまっすぐ立てている・下に垂らしゆっくり振っている」
飼い主が帰宅して嬉しいときや、リビングに家族が集まっているときに上記の行為を起こすことが多いです。
③警戒しているとき
警戒しているときしっぽは
「後ろ足の間に挟み込む」
警戒していたり不安なことを感じるときにするしぐさです。
急に飼い主に抱えられたりしてびっくりしたときにもこのような動作をします。
その時は怖がっているかもしれないのでむやみに触れず一度床に戻してあげるなどしましょう。
④リラックスしているとき
リラックスしているときしっぽは
「だらんと垂らしている・下に垂らしゆっくりと振っている」
寝ているときなどはだらんとしていることが多く、
起きているときなどはゆっくりと振っていることが多いです。
振り子時計の様にゆらゆら動かしているときはとてもリラックスしているサインです!
⑤恐怖心を抱いている(軽度の威嚇をしている)とき
恐怖心を抱いている(軽度の威嚇をしている)ときしっぽは
「後ろ足の間に挟み込む」
これは警戒しているときと一緒の動作です。
警戒している段階では恐怖心を持っていたり、本格的な威嚇に至るまでの時にしっぽを挟み込みます。
「これ以上近づかないで!」というサインなので人に向けてその行為をした場合はなるべく避けてあげましょうね。
⑥怒っている(威嚇をしている)とき
怒っている(威嚇をしている)ときしっぽは
「立てて力強く左右に振る・しっぽの根の毛を逆立てる」
この状態の時は正直何を言っても通じません。
逆に手を出してしまうと引っ掻かれて大けがをしてしまう危険性があります。
そっとしておくか、手袋など引っ掻かれても大丈夫なもので多い対処しましょう。
著者情報
UCHINOCO編集部
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