レモンを食べたら、口の中が痛い!気付けば口内炎が出来ていた・・・なんてことはよくあることかと思います。
私達にとって割と日常的に起こる口内炎は、猫にも共通で起こります。私達の感覚ではそのうち治るだろうと思われがちですが、猫にとっては違います。
そこで今回は、猫の口内炎の原因から症状、予防法まで詳しく解説致します!
口内炎の原因ってどのくらいあるの?
口内炎と一言にいっても原因は様々です。多くはウイルス性と言われていますが、何かの病気を発症していて免疫力が低下し、二次的に発症してしまうこともあります。また歯周病になっていて口内炎までなってしまうことも。
その他にはアレルギーなどがあります。そして気を付けなければならないのは高齢の猫。口の中に悪性腫瘍が出来ていて、それを口内炎と勘違いしてしまうケースもありますので、この場合はすぐに獣医師さんに診てもらいましょう。
症状にはどんなものがあるの?
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次にいくつかの症状について解説致します。こうなったなぁと思ったら、一度獣医師に診てもらいましょう。
毛づくろいをしなくなった
口内炎が舌にまで出来ていると、毛づくろいをするのも痛みを感じてしまう為しなくなります。「なんだか最近毛がぼさぼさになってきたな?」と思ったら、このような事態になっているかもしれません。
口が臭くなった
口臭くなったかなぁ・・・と思ったら中年になってきたからなんて思わずに、口内炎を疑いましょう。
よだれの量が多くなった
手もよだれでベトベトになるくらいだったら、痛みが酷いのかもしれません。大抵はやはり痛みで唾を飲み込むのが痛いという理由で、よだれをたらす量が増えてしまう傾向にあります。
あんまり食べなくなった
人間でもあると思いますが、口内炎の時って食べ物がしみたりして食欲が減退しますよね。人間だと色々工夫したりするものですが、猫にとっては痛みを感じたらやめるしかなくなるので、食欲不振はありがちです。
中には痛みに極端に弱い子もいるので、ガクッと食欲がなくなると体重も減り、症状が悪化する危険性があります。その場合は食べやすいフードに切り替えるなどの工夫が必要になってくるでしょう。
予防法ってどんなものがあるの?
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こう見てくると、口内炎が怖くなってきてしまうと思います。ですがしっかり日頃からケアしてあげれば、なる可能性を低くすることができます!出来ることからやってみましょう。
食生活の見直し
食事は歯垢の溜まりにくいものにすると良いでしょう。ウェットフードにしている方は、ドライフードに変えるだけで違うと思います。
ワクチン接種
ワクチンを受けさせていないという方がいたら、すぐに獣医師さんに相談しに行きましょう。それくらい猫にとってワクチンは大事な予防法です。口内炎だけでなく、ウイルス性の感染症などのリスクはたくさんあります。
まずは獣医師さんと相談してからになりますが、室内飼いだから大丈夫という考えは捨てましょう。外から菌を持ってくるということも充分あり得るからです。
歯磨きなどのオーラルケア
猫だとそもそも、口の中を触られるのを嫌がる子が多いかもしれません。ですから出来るだけ子猫のうちから口を触ることに対して慣れさせてあげると良いでしょう。それと、成猫になってしまった方は病院で相談してみると良いかもしれません。
今は歯磨きをしながら遊ぶおもちゃや、飲んで予防するタイプのものもある為、その子にあまりストレスを与えすぎない方法を考えてあげると良いでしょう。
口内炎は猫にとても負担のかかる炎症
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口内炎は猫にとっては食事も出来なくなったりするほど、辛いものになります。時には全身麻酔を行って治療することもあり、負担は相当なものです。
猫の健康を管理してあげられるのは、飼い主さんだけです。辛いことを避けてあげる為に、日頃から気を配ってあげましょう!
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UCHINOCO編集部
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