犬の認知症って?
人間と同じで犬も高齢化して行くと認知症に罹る犬も少なくありません。
犬の高齢というのは、7歳以上が「シニア犬」と呼ばれています。
認知症の正式名称は、認知機能不全症候群といい老化が原因で脳の機能が衰え認知機能の低下などで起きてしまう病気です。
認知症の発症が起こり始めるのはシニア犬と呼ばれる7歳から8歳以上の犬で約20%程度の犬が認知症の疑いがある行動がみられると言われています。
犬が認知症になってしまうと一日中ぼーっとしていたり、飼い主のことが分からなくなったり感情のコントロールが出来なくなってしまいます。
犬の認知症の初期症状とは
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高齢の犬を飼っていると、愛犬が認知症になったらと不安に感じている飼い主さんも少なくないはずです。
認知症は人間の場合でもそうですが、早期に発見すれば進行を遅らせることが出来ます。
犬が認知症になった時に現れる具体的な症状を見て行きたいと思います。
◆夜中に突然「クンクン」と鳴く
◆同じ所をグルグルと回る
◆ご飯を頻繁に食べたがる
◆飼い主の呼びかけに反応しなくなる
◆トイレを失敗する
最初のうちはこのうちの1つか2つの症状が現れるだけですし、常に症状が現れるわけではありません。
そのため、最初の段階では飼い主さんは何だか最近愛犬の様子がいつもと違うなという程度の違和感しか感じません。
しかし、症状は徐々に悪化して行きお座りが出来なくなったり、障害物が避けられなくなったりします。
認知症は、早ければ進行を止めることが出来ないので、高齢犬を飼っていて様子がおかしいと思ったら動物病院で獣医さんに診てもらって下さい。
認知症ではなくても高齢犬になったら他の病気が隠れている場合もありますから、自己判断せずに獣医さんに診てもらいましょう。
愛犬が認知症と診断された時の愛犬のケア
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愛犬が認知症と診断されたら飼い主さんは、大きな衝撃を受けるはずです。
犬の認知症に有効な薬は、残念ながら今はありません。
今の所は、症状を緩和させるサプリメントや場合によっては精神安定剤などを使用するようです。
飼い主さんは愛犬が認知症と診断されたら、介護が必要になります。
どのようにケアしたらいいかをご紹介して行きます。
◆食事面でのケア
何度も食事をしたがるようになるので、1回の量を減らしてその代わり回数を増やすようにしましょう。
◆生活環境
認知症になると、犬は壁に頭をぶつけてしまったり狭い所に入って出られなくなってしまったりします。
家具の隙間を出来るだけ作らないようにし、家の中を歩き回るようなら柔らかいクッションやマットでサークルを作ってあげるといいです。
◆夜鳴きの対策
認知症になると昼夜が逆転してしまい夜鳴きをしてしまいます。
出来るだけ昼夜を逆転しないようにするために、昼間に寝ていたら日光浴などをさせて刺激を与えてあげて下さい。
どうしても夜鳴きが治まらず、生活の質が落ちてしまう場合には動物病院に相談して薬を処方してもらうのも一つの手段です。
◆排泄の問題
認知症になるとトイレの失敗が続きますから、おむつの着用することをオススメします。
認知症になった犬の介護は大変で飼い主さんも疲れてしまうはずです。
しかし疲れた飼い主さんを見るのは犬にとっても良いことではありません。
1人で抱え込まずに、日中に犬を預かってくれるサロンやペットシッターさんに預けて頼れる場所を作って下さい。
愛犬は、明るく元気な飼い主さんの姿を見たいはずです。
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UCHINOCO編集部
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