犬は寂しがり屋さん多く、寂しさから不安になりストレスを抱えてしまいます。ストレスを抱えると色々な問題が起きてしまいますので、行動と対処法をしっかり覚えておきましょう。
寂しがり屋の犬の特徴
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・普段の生活やお散歩の時など、どんな時も飼い主から離れない
・よく抱っこを要求してくる
・人間や他の犬などに嫉妬する
・犬や人見知りで怖がり
これらの行動をとる犬は寂しがり屋が多いのです。寂しさや不安などでストレスが溜まってしまうと犬に負担が掛かってしまいます。なので、犬の行動をよく観察して対処してあげましょう。
犬が寂しい時とる行動とは?
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伏せながら上目遣いで訴える
何か作業をしている時にふと視線を感じると、犬が寂しげな顔で何かを訴えている事はありませんか?犬は飼い主が本を読んだり作業などをして構って貰えず「寂しい」「つまらない」という時にこの行動をとるようです。
寂しそうな声で鳴く
クンクンと可愛い声で鳴く行動は子犬の頃によく見られますが、大人になってからもこの鳴き方をする犬は多いようです。クンクンという鳴き方は何か要求して訴えている時に出すと言われており、「寂しいから構ってほしい」などの要求がある場合もこの鳴き方をするようです。
遠吠えをする
遠吠えは狼の時のなごりで仲間を呼ぶときに使う鳴き方です。なので、飼い主が家を留守にしている時など、寂しくて飼い主を呼ぶ為に遠吠えをしてしまう犬もいるようです。また、寂しさからのストレス解消の為に遠吠えをする事もあるので、犬としっかりコミュニケーションをとって寂しさや不安に気付いてあげましょう。
イタズラをする
飼い主がいない時に物を噛んだりゴミ箱を漁るなどのイタズラ行動は、犬が飼い主のいない寂しさを紛らす為にやってしまうと言われています。また、これらの行動は「分離不安症」からくる行動の可能性があると言われています。
前足を舐める
犬は寂しさやストレスを紛らわす為に、前足を舐めるという行為をする事があります。前足を舐め続けてしまうと皮膚炎になってしまう恐れがあるので早めに対処してあげましょう。また、この行為も「分離不安症」からくる行動の可能性があると言われています。
分離不安症とは?
上記でも少し話に出ましたが、「分離不安症」とは飼い主の姿が見えない事から極度の不安やストレスなどでパニックを起こしてしまう症状です。不安やストレスなどからのパニックで、体調不良を起こしたり飼い主がいる時にはとらないような問題行動をとってしまう事があります。「分離不安症」は犬を甘やかして構いすぎる事で犬が一人の時間に耐えられなくて発症する事が多いようです。犬がお留守番など一人でも過ごせるように、小さい頃から適度な距離を保ち慣れさせてあげる事が大切です。そうする事で、犬が不安や寂しさから感じるストレスを軽減してあげる事ができます。
寂しがり屋な犬の対処法
子犬の頃から適度な距離を保つ
毎回犬が甘えて鳴いている時などに飼い主が駆け寄ってしまったら、犬は鳴けば来てくれると覚えてしまい、無駄吠えの原因になります。そして、飼い主が離れることに極度の不安を感じて分離不安症になってしまい、一人で過ごせなくなる可能性があります。なので、子犬の頃から遊ぶ時間と一人でいる時間をしっかり分けて、適度な距離の関係を築いておく事が大切です。
ケージに入る癖をつける・留守番に慣れさせる
犬にケージの中は「安心できる自分の居場所」と認識させる事が大切です。犬がケージの中に安心感を覚え、ケージに慣れてしまえば、飼い主が出かけてしまう時も諦めて、おとなしくお留守番できるようになります。なので、少しずつケージに慣らしてケージは「安心できる自分の居場所」と認識させてあげましょう。犬を家の中で離し飼いにするのはケージに慣れてからにしましょう。
犬が満足するまで遊んであげる
犬と沢山遊んであげてからケージに入れると、犬は遊び疲れて寝てしまいます。ケージで寝かせて徐々にケージに慣れさせることで、自然と「安心できる自分の場所」という認識をしていくでしょう。また、沢山遊ぶことで飼い主とコミュニケーションがとれて、犬のストレス解消にもなるのです。
犬が夢中なオモチャをケージに入れる
犬をケージに入れる時に犬が夢中になるオモチャを一緒に入れてあげるましょう。オモチャを入れてあげる事で、犬がケージの中で暇な時や寂しい時などにオモチャで遊んで、気持ちを紛らわす事ができます。
犬の愛情はとても深い
犬が寂しいと感じる時は、基本的に”群れ”から離れていると感じるときです。犬にとって、飼い主さんは大事な群れの仲間ですからね。飼い主さんの行動をいつも見て気にしているのですから、犬の愛情はとても深いと言えます。また記事では、『犬の視線』が度々指摘されているように、犬の表情は目でよくわかる特徴を持っています。”いつも側にいるんだよ”という、飼い主さんのサインがあれば、犬はとても安心します。ですから普段から、飼い主さんが癒やしを犬から貰うだけではなく、時々は犬のために癒やしを与える気遣いも必要なんですね。
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UCHINOCO編集部
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