猫の毛並みで健康チェックをしてみよう！

猫にも体調の変化は常に起こるものです。特に季節の変わり目やストレスを感じさせたときに、体調不良になるものです。猫の場合、毛並みを見れば健康チェックができるのです。猫の品種にもよりますが、短めの品種も、長毛種も、同じように毛並みが悪くなるとすぐにわかるものです。ある意味、健康チェックのために毛並みを眺めるのはとても重要なことです。その猫の一番良い毛並みを知っておくことで、かなりの確率で体調の変化に早期に気づいてあげられるのです。

猫の毛並みと言えば、背中側ばかりに目が行きますが、健康な猫は額の部分がいつもツルンと光っています。ツヤツヤとして毛ツヤが良いことがわかるわけです。背中の面積が一番多い部分の毛並みはどうでしょうか？何となくツヤが少ない？切れ毛が気になる？そのようなことはないでしょうか？もしも、思い当たる部分があれば何かの栄養素が足りていない可能性が高いのです。

猫はそもそも綺麗好きです。だからこそ、暇があれば自分の毛づくろいをしているわです。そうすることで、自分でリラックスをし、被毛を綺麗にできることを知っているからです。それなのに、毛並みが悪くなっている場合には、何か栄養が偏っていることが一番に考えられます。

加齢を重ねるとどうしても、毛並みが悪くなることは避けられません。健康チェックをしながら年齢を重ね合わせるとある程度は仕方がない部分もあります。それでも、ある程度はサプリメント類を組み合わせて毛並みを保つこともできます。そして特にシニアに近づいた時期からは栄養豊富なキャットフードに切り替えるなど、工夫をしてみましょう。

病気が体内で起こっている場合。治療を通して毛並みも少しずつ改善されます。それ以外には、飼い主がブラッシングを怠る場合。どうしても不健康な毛並みになってしまうので要注意です。毎日ブラッシングをすることで、猫の毛並みを格段と良くなるものです。それらを全く行わない場合。かなりの確率で抜け毛が被毛に溜まってしまいます。そしてツヤのない毛並みになってしまいます。

体内にベタつきがあって毛にツヤがない場合。当然毛並みが乱れてしまっています。どことなくボサボサとした感じになってしまいサラサラとして手触りからは程遠くなっているのです。こうなる前に必ず毛並みの悪さに気づいてあげましょう。よく観察をすると一部脱毛を起こして皮膚炎になっていることもあります。健康の猫の毛並みは常に美しいものです。毛並みの悪さは病気の早期発見にもつながります。何となく毛並みが最近ずっと悪いと感じたときには獣医師に相談をしてみてください。何か病気の症状が出ていることも考えられます。

飼い主側のお世話の怠りで毛並みが悪くなっている場合。すぐに計画的にブラッシングを再開してあげましょう。日々、短い時間でも猫の毛並みにをチェックすることが大切です。そして、ストレスを強く感じているような場合にも、毛並みが悪くなります。ここ最近の猫の様子や家庭内の出来事などを振り返ってストレスの原因を突き止めます。そして猫に少しでもリラックスして過ごしてもらえるように心がけましょう。乾燥についても、冬場、猫が過ごす場所を加湿するなど毛並みが悪くなる要因を少しでも減らせるように工夫をすることが重要です。

自分の不調を言葉にできない猫にとって、毛並みは大きなバロメータです。そこを飼い主が、きちんと見極めることが何よりも大事であることを知っておいてください。