チンチラ猫とバーミーズのいいとこどり！バーミラについて

バーミラはチンチラとバーミーズを掛け合わせてうまれた猫です。
日本ではまだ珍しく、見かけることが少ないですが、海外では人気の猫で、飼いやすく初心者にもおすすめの猫です。

バーミラは筋肉質でスラリとした体形をしています。
平均の体重は３キロ～６キロで中型の猫です。
見た目がスリムなので抱っこしてみると意外と重い！なんてこともあります。

バーミラの特徴は毛の色です。毛先の半分か1/4にだけ地の色とは違う色が混じっており、これはシェーテッドと呼ばれるものです。
ちなみにこのシェーテッドがない猫は後述のエイジアンという猫のグループになります。毛の色はブルーやブラック、チョコレート、ライラックなどがあります。

バーミラの性格は一言で表すと人当たりのイイ猫です。
バーミーズに由来する人懐こさ、チンチラに由来する落ち着きを持っています。
飼い主の言うことをよく聞き、褒められることが大好きな猫です。

一方で、バーミラはしつこいことやべたべたされることが苦手です。猫らしいと言えば猫らしいですね。人間から構いに行くのではなく、バーミラからよって来たらたくさん可愛がってあげましょう。
ずっと長い時間一緒というのは苦手なので、一人になれるスペースもつくってあげましょう。

バーミラの歴史は１９８１年から始まります。ある飼い猫（ペルシャ）がバーミーズと交配してしまいました。そこでうまれた子猫たちはとてもきれいな銀色の毛の子猫でした。これらの子猫たちもやがて成長しバーミーズと交配します。
この流れのなかで、バーミラが生まれました。
バーミラのもとになった子猫はそれぞれの個性を持っていたので、「エイジアン」という猫として育種されました。
このエイジアンの中で一番最初に猫種登録されたのがバーミラです。
その後、世界中で人気になったバーミラは２００３年ごろには欧米に輸出されるようになります。

バーミラは先天的な病気にはなりにくい猫です。基礎になった猫のチンチラから受け継いだ疾患として多発性のう胞腎になってしまうことがあります。
これは腎臓の機能が低下して慢性腎不全になってしまうというものです。
しかし大抵の猫と同じように腎臓病にはなりやすい傾向があります。
定期検診はしっかりと受けましょう。
また、少しでも様子がおかしいかなと思ったときは受診することをお勧めします。

また、バーミラは短毛種ですが毛がかなり多い猫です。
これが原因で皮膚の病気やアレルギー性の皮膚炎にもなりやすいので、週に３回くらいはブラッシングをして抜け毛を除去してあげる必要があります。ここでは、おすすめのアイテムをご紹介します。

グルーミング用のラバーグローブです。シリコン素材で柔らかくペットが怪我をする心配もありません。グローブの中はメッシュになっているので手袋の中で蒸れにくい仕様になっています。ペットを撫でるように使用することで毛玉がとれます。

撫でるだけで余計な毛をすいてくれるアイテムです。ボタンを押すだけで取れた毛をまとめてとれるので、お手入れも簡単です。

熊手形が特徴的なブラシです。先を丸めた弾力のあるピンは肌を傷つけることなく、体型にフィットしてくれます。毛玉を無理やり引っ張ることなく、やさしく解きほぐしてくれるブラシです。

ねこの舌のようなザラザラとした細かなやすり面で猫をマッサージするアイテムです。細い方で頭やあごの顔周りを、太い面で背中やおなかをマッサージしてあげましょう。水洗い可能で清潔に使えます。

バーミラは運動量がそんなに多くない猫です。子猫のころは高カロリー＆高たんぱくな食事で体を作るのはいいのですが、成長したら食事を変えるようにしましょう。
特に高カロリーな食べ物を食べ続けていますとどんどん太ってしまいますので、注意が必要です。
良質なたんぱく質含まれているものや、毛玉のケアができるものがおすすめです。