犬と適切に接するためにも犬の年齢について知ろう

犬も年齢を重ねることでどんどん身体が上手く動かせなくなります。愛犬の年齢別の行動などをきちんと把握しておくことが、長く付き合える秘訣です。 2018年03月25日作成

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愛犬と長く付き合うためには、犬の年齢について知っておくことが大切です。年齢によって気をつけなければいけないことがあるからです。今回は犬の年齢について紹介します。

1.人との違い

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犬は成長が早い動物です。犬の1年は、人間の4年~4年半に当たると言われています。しかし、生まれたばかりの仔犬であれば成長速度は4年半では収まりません。大体生後1年で、人間でいう17歳~20歳ほどに成長するので、十分な大人になるのです。成長が早いため、身体も心も日々目まぐるしく変化が起こっています。犬の成長速度をしっかり把握して、年齢に見合った育て方を考えましょう。

2.年齢に合わせた付き合い方が大切

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先述したように、犬は生後1年で大人になるので、赤ちゃん~幼少期は危ないことをしないか、飼い主がきちんと見ていてあげないといけません。

大体、家族として人間と暮らせるようになる時期は「生後2ヶ月半~3ヶ月」と言われています。ペットショップにいる子犬は大体この時期の子が多いです。新しい人や環境に柔軟に対応できるようになるのが、この頃だからです。逆に早く親元から離してしまうと、「性格形成」や「対犬関係」に影響を及ぼす可能性があります。

生後5ヶ月~6ヶ月は、自我が芽生え始めて情緒不安定になることもあります。人間でいうところの「思春期」がこの時期に来ると考えましょう。縄張り行為、攻撃性、飼い主への反抗もこの時期に多く見られます。しかし、これは愛犬が成長する上で必要なことなので優しく見守ってあげてください。

生後9ヶ月を超えると、成熟期を迎えて初潮や発情が始まります。心身が未熟なため、初めての発情で交配は避けましょう。

1歳を迎えると身体も成犬になり、ベビーフードから成犬用にチェンジしなくてはいけません。好きなものばかりを食べさせていると肥満につながります。可愛いからと、ついたくさんおやつをあげてしまうかもしれませんが、愛犬の健康のためにも、食事の管理はきちんとしてあげてください。

6歳を迎えると成熟期ではありますが、新陳代謝などが低下の兆しが見えてきます。病気を起こしやすい時期でもあるので、食事管理には十分配慮してあげましょう。10歳で老化が始まり、13歳になると腎機能なども低下してきます。

3.いつからが成犬・老犬?

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性格によっては、なかなか年齢を感じさせない子もいるでしょう。生後1年が経っても、まだまだ子どもっぽいような子もいると思います。しかし、元気だからといっていつまでも子ども扱いはできません。

小型犬であれば10ヶ月、中型犬は12ヶ月、大型犬は15ヶ月くらいを成犬と扱います。成長速度などは個体差もありますが、早い犬は7ヶ月~8ヶ月で発情期を迎えることがあるそうです。小型犬の1歳は人間でいう18歳程度であり、以降は1年ごとに4歳ずつ年齢を重ねます。中型犬の1歳は人間でいう16歳、大型犬は12歳くらいで2年経つころに、人間でいう20歳程度になると言われています。それ以降は1年ごとに人間の7年分の年齢を重ねていくのです。

そして、小型犬は11年経つと人間でいう60歳に、大型犬はなんと8年経つと人間でいう60歳にまで成長するといわれています。

4具体的な老化の兆候は?

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老化には兆候があります。それは「耳が遠くなる」「口臭や体臭がきつくなる」「お腹がたるむ」「ひげや顔に白髪が混じり始める」「お尻の筋肉が落ちる」などです。日常生活でも、歩く速度が遅くなる、名前を呼んだ時の反応が弱くなる、わずかな段差でつまずくようになる、といった変化が現れたら老化現象が進んでいると考えましょう。老化の兆候が出てきた犬は、免疫力も低下して病気になりやすく、行動の反応が遅くなるので怪我もしやすいです。病気の早期発見ができるように、健康診断などは欠かさず行ってください。

老犬になると、食事もきちんと考えなくてはいけません。消化不良なども起こしやすいので、消化しやすいものを食べさせてあげましょう。ドッグフードも成犬用ではなく、老犬用にきりかえなくてはいけません。老犬になると腎機能なども落ちてくるため、そういった部分をサポートする食事を心がけるといいでしょう。

まとめ

犬の老化といっても、人間と大きな変わりはありません。体力が落ち、耳が遠くなり、目も悪くなります。愛犬が怪我をしないように、あるいは病気をしないように、飼い主がきちんと見守ってあげましょう。とくに、老犬になると病気の症状がわかりづらいため、健康診断を定期的に行ってあげるのがおすすめです。

大切な愛犬を守るためにも、年齢ごとの適切な対応方法を理解し、正しくお世話をしてあげましょう。

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UCHINOCO編集部

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