世界の猫の種類はこれだけある。人気なのはどんな種類？

家猫は自然発生種のみならず人工交配も、アメリカを中心に各国で行われています。数ある中から日本で特に人気のある猫をいくつかピックアップしてみました。

日本で最も馴染み深いものといったら、キジトラやトラネコに代表される日本猫、およびミックスになりますが、この他にも世界各国からかわいい猫ちゃんたちが多々国内で飼われていますし、ペットショップへ行けば多彩な品種と出会う事ができます。その多くは人工的に異なる品種どうしを掛け合わせて生み出された交配種であり、しばしばミックスの部類に配分される事もあります。

家庭飼いに限定しても数100種類に及び、その多くがアメリカ産ですが、大きく分けると長毛種と短毛種に分ける事ができます。人気があるのは手間がかからない短毛種であり、長毛種はどちらかと言えば少数派です。たまに突然変異で発生したものもあります。かわいさや飼いやすさを伸ばすために交配を重ねる事もあります。かくして猫一族は膨大な品種を生み出す事になります。

全世界に猫の保護団体がいくつか作られていて、保護品種を各団体で登録しています。そうした中から世界的に知られている品種を一覧にしてみると、圧倒的にアメリカ産の品種が多い事に気付かされます。アメリカは世界でも動物保護への理解が一般にまで浸透している動物愛護大国であり、法律も動物の気持ちに寄り添った手厚いものになっています。

代表的な品種にベンガルなどがありますが、エキゾチックショートヘアやメインクイーン、ラグドールなどもあります。日本で圧倒的人気を呼んでいるのはイギリスのスコティッシュフォールドやマンチカンです。いずれもかわいらしさや飼いやすさがバツグンに良いという事で、日本でも大人気の品種です。いずれも長毛と短毛があります。

他に犬など他の動物を飼っていても仲良くできる事と、特に子どもになつきやすいという点で共通しています。初めて動物を飼う人にオススメです。マンションなどで飼うなら声が小さい事でも知られるスコティッシュフォールドなどが良いのではないでしょうか。マンチカンは長い歴史の中で何度も交配を繰り返していますから、種類が豊富です。

日本でメジャーな猫と言えば言うまでもなく三毛です。三毛から発生したジャパニーズボブテイルという種類もあり、ぼんぼんのように短く丸まったしっぽが特徴です。どの環境にも適用していく順応性や人慣れしやすさなどが世界的にも人気となっています。

人気があるという事は悪質な飼い主やブリーダーらの目に留まりやすいという事ですから、中には3つも4つも保護団体の保護種に登録されているものもあります。

猫好きにとっては品種に関わらずどの猫でもかわいいのですが、昨今のきなみ注目を浴びるようになった品種でロシアンブルーがいます。原産国は文字通りソ連です。短毛種で大きく成長しても5kg程度ですから、狭い日本の家屋で飼うのに適しています。黒に青が混じったような美しい毛並みと丸く綠を帯た目に特徴があります。おとなしく人にも従順で、ほとんど鳴かないですからマンション住まいの人にもオススメです。

ヤマネコは野生猫になりますが、他種との交配が進み家で飼われるようになったものもあります。ベンガルなどはその代表的なもので、ヤマネコ特有の斑点柄が特徴です。外見こそは野生的な割に性格はおとなしく人間にも慣れやすい性質を持っている事と、水を怖がらないですから入浴ケアも簡単という事で、昨今のきなみ人気が高まっている一種です。

原産国はアメリカであり、日本でもアメリカ猫と言えばベンガルを思い出す人も多いのではないでしょうか。短毛種ですから手間もかかりません。ベンガルの人気の秘密はなんといっても丸い特徴的な目と鼻筋の通った顔つきで、愛くるしさを感じさせます。胴長でがっちりとした筋肉質な体型をしています。とても活発で元気の良い甘えん坊ですから、留守がちであまり遊んであげられない人だと、飼うのが大変になりやすいですから相性も考えて飼うのが理想的です。

猫は犬よりも手間も費用もかからない点が人気となって、昨今人気を集めるようになりましたが、最後まで責任を持って飼う事は基本です。他の動物にも言える事ですが品種によってもあるいは、環境によっても性格は変わります。猫の気持ちになって飼う事を忘れないようにしましょう。