初めて子犬にシャンプー!基本のやり方と注意点

子犬にシャンプーするときは、何に注意が必要なのでしょうか。シャンプーの仕方から始めるタイミング、頻度まで、シャンプーの基本をご紹介します。 2018年01月30日作成

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「子犬のうちはシャンプーしないほうがいい」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。とはいえ、活発な子犬は体も汚れますし、できればきれいにしてあげたいですよね。今回は、シャンプーを始める時期からやり方まで、基本となる情報を紹介していきます。

子犬のシャンプーはいつから始めればいい?

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冒頭でも書きましたが、まだ小さい子犬の時期は、シャンプーをしないほうがいいと言われています。ここで言われている子犬とは、ワクチン接種前の子犬のこと。ワクチンを接種していない子犬は、菌やウイルスに対して無防備な状態です。したがって、体が冷えてしまったなど、少しのことで体調を崩す可能性が大きくなります。

ワクチン接種前の子犬には、ブラッシングとホットタオル、あるいはウェットティッシュで対応しましょう。ブラッシングすると汚れが表面に浮いてきますし、ノミやダニを駆除できます。その状態で体を拭いてあげましょう。匂いや汚れが気になるときは、これだけでもかなりきれいになりますよ。

シャンプーデビューの目安は、1回目のワクチン接種が終わったあとです。ただ、ワクチン接種の当日にシャンプーをするのは避けたほうがいいでしょう。ワクチンを打った直後は激しい運動やシャンプーをしないように、獣医師から言われる場合もあります。子犬も病院や注射にストレスを感じているので、ワクチンを打ったあと、2~3日はおいて、シャンプーデビューするのがいいでしょう。

「そんなにシャンプーデビューを焦る必要もないのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、成犬になってからお風呂に慣れさせようとすると、かなり難しいでしょう。未知のものへの恐れもありますし、何より子犬より暴れる力が違います。子犬の時期に慣れさせておくことで、今後のシャンプーがかなり楽になります。

基本的なシャンプーのやり方は?

子犬のシャンプーで、ひとつ注意しなければならないのが、「トラウマ」です。最初のシャンプーで「嫌だ」という気持ちが植え付けられてしまうと、子犬のなかで「シャンプー=嫌なこと」という図式ができてしまい、以後のシャンプーが難しくなってしまいます。子犬が嫌がらないようなやり方を押さえながら、シャンプー方法をマスターしましょう。

具体的なシャンプーの手順は以下のとおりです。

1.シャンプーの前に、ブラッシングをして抜け毛を取り除き、汚れを浮かせておく。
2.体全体をシャワーで濡らす。温度と水圧に注意。
3.手で泡立てながら、シャンプーを伸ばしていく。
4.洗い終わったら、洗い残しがないようにすすぐ。

一番の注意点は、シャワーの温度と水圧です。人間が快適だと思う温度と水圧では、子犬の体に負荷を与えてしまいます。適温はぬるめの37度前後。そして水圧は、かなり低めがいいでしょう。水圧については、強い場合に負担がかかるということもありますが、聴覚がすぐれている犬は、シャワーの音を怖がる傾向にあります。決して一気に出さず、徐々に水の量を増やしながら弱い水圧で洗ってあげてください。

また、すすぎが不十分だと、皮膚の炎症にもつながります。しっかりとシャンプーを流してくださいね。

乾かし方も重要

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洗い方も重要ですが、子犬の体調を左右するのは乾かし方と言っても過言ではありません。生乾きの状態では風邪を引いてしまうこともあります。

乾かす際にも、音には注意が必要です。シャワーの音と同様、子犬はドライヤーの音も怖がります。タオルドライを十分に行ったあとで、弱風から慣れさせるようにしましょう。

早く乾かすためには、毛先ではなく、毛の根元にドライヤーをあてる感覚で、くしなどでとかしながら乾かしていくのがポイントです。顔は、風が直接当たらないように手で隠し、コームでとかしながら乾かしていきます。乾かす順番は基本的に、背中からお尻、お腹、足、顔、尻尾の順番ですが、犬種や毛質によっては顔から乾かすほうがいい場合もあります。トリマーや獣医師に確認しておきましょう。

毛は十分に乾かす必要がありますが、あまり長い時間をかけてしまうと負担になります。毛がバラバラになびくのが乾いたサインですので、手早く済ませてあげましょう。

子犬のシャンプー頻度

子犬の時期は月2回くらいのシャンプーで十分です。それ以上は子犬の体力的にも控えたほうがいいでしょう。2週間くらいの間隔をあけて、シャンプーを行うようにしてください。

そのあいだは、ブラッシングと拭き取りで対応するのが基本ですが、どうしても体臭が強い子犬などは、シャンプーなしでシャワーだけ、週に一度浴びさせてもいいでしょう。ただやはり、かなり体力を使うので、体調などを見ながら判断してくださいね。

不安なことはプロにお任せ

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初めてのシャンプーがどうしても不安な人は、トリミングサロンを利用するのもひとつの手です。プロのトリマーから、シャンプーのコツやシャンプーの選び方などを直接聞いてみましょう。犬種や個性で毛の状態もかなり変わりますので、その状態を相談するのもいいですね。
また自分ではできないところもお手入れしてもらえるので、余裕があれば定期的に通うのもおすすめです。

今回は、子犬の初めてのシャンプーについてまとめました。何事も最初が肝心です。しっかり準備して、愛犬がシャンプー嫌いにならないように、愛情を持ってシャンプーにチャレンジしましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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