犬用ベッドは本当に必要?
ソファや飼い主さんのベッドなどでくつろぐ犬の姿を見ると、敢えて犬用ベッドを購入する必要はあるのか、また購入したら使ってくれるのか、気になりますよね。犬用ベッドを購入するメリットは何なのでしょうか。
犬専用のリラックスできる場所になる
犬用ベッドを設置すると、そこは犬だけの特別な場所になるかもしれません。ベッドを気に入ってくれるかどうかにもよりますが、お気に入りの形や素材であれば、きっと特別な場所だと認識してくれるでしょう。
人間がベッドや枕などの寝具にこだわるように、犬も心地よい寝心地のベッドがあれば睡眠の質はより良いものとなります。家の中に、自分専用のやすらぎの場所があれば、安心できるのではないでしょうか。
環境が変わっても安心するための材料になる
旅行や受診など、家から離れて慣れていない場所に行ったり泊まったりする機会が訪れた時、少なからず不安な気持ちになるでしょう。そんな時、いつも使っているベッドがあれば、安心感が得られるかもしれません。「ここは自分が寝る場所だ」と認識していると、環境が変わってもいつも通り眠りにつき、リラックスできるのではないでしょうか。
身体の負担を和らげる
固い床に寝ていると、当然身体に負担がかかります。床で寝てしまって起きたら全身痛い…という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。そう考えると、フワフワとした犬用ベッドで眠った方がはるかに身体への負担が少なく、快適であると予測できますね。
特に、犬も高齢になったり病気をしたりすると、体力の低下から寝返りの回数が減り、同じ場所ばかり圧迫することで床ずれができやすくなります。床ずれができてしまうととても痛く、治癒するまでに時間もかかります。床ずれを予防するためのマットやベッド、クッションなども多く販売されています。
季節を問わず快適に過ごせる
夏はクール機能つき、冬はフワフワで暖かい素材といったように、季節に応じて快適に過ごせる犬用ベッドが多数販売されています。夏の暑さや冬の寒さを快適に乗り越えられるのも、犬用ベッドのメリットと言えるでしょう。
犬用ベッドを選ぶポイントとは?
犬用ベッドは、形や大きさ、素材など非常に種類が豊富でどれを選べば良いのか悩んでしまいますね。フワフワとした柔らかい感触のものなら何でも良い、というわけでもありません。犬の体格や性格、季節などを考慮して選ぶことが大事です。
大きさはどのくらいがベスト?
基本的に、犬用ベッドは小型犬用・中型犬用・大型犬用の3種類に大きさが分類されています。リビングが広いからベッドも大きいサイズを置けば良い、というわけではなく、犬の体の大きさにマッチしたものを選びましょう。なぜなら、大きすぎると落ち着かない気分になり、小さすぎると窮屈だからです。
ただし、高齢犬の場合は、寝ている時間がとても長くなり、体を曲げにくくなります。そのため、一回り大きめのサイズを選んであげた方が良いでしょう。また、ダックスやコーギーといった、胴が長い犬も体を伸ばして寝ます。そのため、ゆとりのあるサイズがおすすめです。
どのような形が良い?
犬用ベッドの形の主流は、クッションタイプ、カドラータイプ、ドームタイプの3種類です。
クッションタイプは、マットレスのようにフラットなのが特徴で、サークルやケージなどの中にも入れやすいです。
カドラータイプは、特に多くの飼い主さんに選ばれているタイプで、四方が壁のように囲われているのが特徴。この壁の部分に顎を乗せて枕のように使う犬も多いです。丸まって眠るのが好きな犬におすすめです。
ドームタイプは、その名前の通りドーム型のベッドです。“かまくら”のような見た目で、暖かくある程度の光を遮ることができます。怖がってしまう犬もいる反面、狭い所が好きな犬にはお気に入りの場所になりやすいようです。
季節にマッチしたものとは
夏は、通気性が高く涼しいものが良いですよね。人間用のベッドマットなどにもよく使われていますが、接触冷感生地が使われているものならサラッと快適なのではないでしょうか。
また、冬はボアやフリースといったモコモコとした生地のものが人気です。厚めの生地で床からの冷えを防止しましょう。
清潔が保ちやすいものを
汚れたり臭ったりした時に、すぐに家庭で洗濯できるかどうかは重要なポイントです。
特に、子犬や高齢犬といった、お世話が必要な年齢の犬を飼っている時は、こまめに洗濯せざるを得ないでしょう。素材や形によって、丸洗いできないものもあるため、洗濯表示をよく確認して選ばれることをおすすめします。
人気のフワフワな犬用ベッド4選
それでは、実際に多くの飼い主さんから選ばれている人気の高い犬用ベッドを4つご紹介します。
ふわふわラージマット Lサイズ
とても柔らかくもこもこ、フワフワとした感触で人気の高いクッションタイプの犬用ベッドです。表面はフワフワの起毛素材、裏面は心地よいベロア素材が使われていて、気候に合わせて使い分けることができます。さらに、夏は冷感シーツを敷いてあげると、年中快適に過ごせます。こちらはLサイズですが、Mサイズ、XLサイズも販売されています。
ふわふわドッグカウチベッド
家具職人と寝具職人が犬のためのベッドとして製作し、生まれたのがこのフワフワな犬用ベッドです。ボリュームたっぷりの綿により床につきにくく、カバーは洗濯して常に清潔が保てます。M~XLの3サイズ展開で、インテリアに合わせやすいカラーバリエーションも嬉しい。
スヌーピーライドオンカドラーベッド
スヌーピーの見た目の可愛さから選ぶ飼い主さんも多いですが、実際に使ってみると愛犬が喜んで遊んだり眠ったりと実用性も高いようです。小型犬一頭がぴったりな、犬が眠れるスペースはぬいぐるみ全体の大きさからすると少し狭いようですが、インテリアとして楽しみつつ使っている飼い主さんも多いです。
犬用ペットベッド
高反発のウレタンが体をしっかりと支え、体圧分散してくれるため負担が少なく寝返りを助けてくれます。高齢犬や子犬への使用が特におすすめです。L字に枕が入っているため、ベッドへの出入りは高い段差を乗り越える必要もなく、足腰が弱った犬も使いやすいですね。フリース素材がフワフワと滑らかでオールシーズン使えます。
犬用ベッドは体格や好みに合ったものを
今回は、犬用のフワフワなベッドを選ぶ時に知っておきたいポイントを中心にご紹介しました。
体の大きさや年齢、好みや季節など、ベッドを選ぶ時には今回ご紹介したポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。フワフワで温かいベッドも、冷感シーツをかぶせてあげれば夏も使用できるものが多いです。フローリングで寝るのは固くて痛そうだな…と思った時など、ぜひフワフワの犬用ベッドを検討してみましょう。
地球問屋(参照日2020-11-22)
https://item.rakuten.co.jp/auc-r-style/pet03-10-18l/
エムールねどっこ(参照日2020-11-22)
https://item.rakuten.co.jp/emoor-nedogko/mn-3dbed/
ペットパラダイス(参照日2020-11-22)
https://item.rakuten.co.jp/pet-para/633-91945/
Pet Smile(参照日2020-11-22)
https://item.rakuten.co.jp/gaisense/kea90p2b/
著者情報
こば
小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。