子猫のうちからおもちゃは必要?
出典:https://www.shutterstock.com
子猫は、家中の色んなものに興味を示すため、おもちゃを使う必要はないのでは?と考える飼い主さんも多いでしょう。しかし、おもちゃを活用することで、子猫の成長や健康には良い効果をたくさんもたらします。
例えば、思いっきり遊ぶことで運動不足を解消し、ストレスの軽減が期待できます。子猫に限らず大人の猫にも言えることですが、室内飼育の猫は屋外で活動する猫に比べるとはるかに運動量が少ないです。そうすると、知らず知らずのうちに動き足りなさからストレスを感じてしまうかもしれません。特に、子猫だけ家にお迎えした場合、母猫や兄弟猫とじゃれあって遊ぶ機会がありません。
また、歯が生え始めた頃は、歯がかゆくて色んなものを噛みます。飼い主さんにじゃれて遊ぼうとすることも多く、噛んだり引っ掻いたりしてくる時期でもあります。子猫のうちは仕方のない行動かもしれませんが、そのまま大人になっても飼い主さんの手や足に飛び付いては大変です。子猫のうちにおもちゃに慣れておくと、じゃれたり飛び付いたりするのはおもちゃだけ、という習慣が身に付きやすくなります。
いつ頃からおもちゃが必要?
子猫を迎えるきっかけは、人それぞれですね。ペットショップなどで出会う方もいるでしょうし、引き取り手のない猫を保護する方もいるでしょう。
子猫は、生後1か月を過ぎた頃から遊び始めると言われています。この頃は、まだ一人で遊ぶわけではなく、母猫や兄弟猫とじゃれあう遊びです。そして、生後2か月を過ぎた頃から、何かを追いかけたり飛び付いたりして、単独で遊ぶ機会も増えていきます。
このように、子猫の成長過程を考慮すると、生後2か月頃からおもちゃを用意すると良いですね。意外と早いと感じる飼い主さんが多いのではないでしょうか。ペットショップからお迎えする子猫であれば、生後2か月を過ぎていることがほとんどですので、家に迎えるタイミングで準備しておいても問題ありません。
子猫のおもちゃを選ぶ際のポイント
出典:https://www.shutterstock.com
猫用のおもちゃの種類は豊富ですが、子猫に適したおもちゃとはどのようなものなのでしょうか。色んなものに興味津々の子猫は、たいていのおもちゃに関心を示してくれるでしょう。もし悩んだ時は、以下のポイントを参考に選ぶのがおすすめです。
子猫が遊びやすいおもちゃを選ぶ
噛むことで遊べるおもちゃなら、歯がかゆくてムズムズする子猫の時期にぴったりです。知らず知らずのうちに歯垢が取れるなど、デンタルケアを目的にしたおもちゃもあります。ただ噛むのではなく、飼い主さんが動かして狩猟本能をくすぐったり、音が鳴って興味をそそったりするものもあります。
釣竿タイプの猫じゃらしは、猫のおもちゃの定番とも言えるでしょう。飼い主さんが動かしてあげることで、ジャンプして飛び付いたり追いかけたりと、活発に遊ぶことができます。
けりぐるみは、寝た状態で抱き抱えたまま蹴って遊ぶぬいぐるみのことです。飼い主さんの手をホールドして一生懸命に蹴る様子もかわいいですが、今のうちにおもちゃで行うことを習慣づけると良いでしょう。ドライフードが食べれるようになると、色んな知育おもちゃを試してみるのも良いですね。
耐久性があるもの
子猫がおもちゃに夢中になって、噛んだり蹴ったりが続くと、当然ですが徐々におもちゃの耐久性が失われていきます。リーズナブルなおもちゃの中には、すぐに壊れてしまうものもあります。とれた部品等を誤って飲み込んでしまい、大事に至る可能性もあるため注意が必要です。実際に、子猫のおもちゃをめぐるトラブルの多くは誤飲だそう。すぐに取れてしまうような装飾やパーツがないものの方が安心です。長く使えるおもちゃであっても、壊れそうな部分はないか、破れている部分はないかなど、日頃のチェックは欠かさないようにしましょう。
子猫に人気のおもちゃ4選
それでは、子猫に人気のおもちゃを厳選してご紹介します。
ペッツルート カシャカシャぶんぶん トンボ(つり竿タイプ)
出典:https://item.rakuten.co.jp/chanet/97311/
トンボの形をした釣り竿タイプの猫じゃらしです。飼い主さんが軽く振ってあげると、カシャカシャという音が鳴り、さらに大きく振るとブンブンという音も鳴ります。音に敏感で興味を示しやすい子猫には、特におすすめのおもちゃではないでしょうか。とてもリーズナブルな価格なので、気軽に試すことができます。
猫壱 キャットトンネルスパイラル
出典:https://item.rakuten.co.jp/chanet/76180/
猫は隠れられる場所が大好きですよね。このトンネルはカシャカシャという音がする素材でできており、とても軽いのが特徴です。トンネルに飛び込んだり、少しだけ顔を覗かせたりして遊ぶことができます。さらに、猫じゃらしも併用すると、身を隠しながら狩りの練習ができるためおすすめです。使わない時はコンパクトに収納でき、置場所にも困りません。
ねこずきころころ
出典:https://item.rakuten.co.jp/cxc/1011/
岩手県の職人さんが手作りした羊毛ボールのおもちゃです。きれいな色合いのボール6個セットで、プレゼントにもよく選ばれています。ボールの大きさは直径約3.5cm程度とやや小ぶり。大きなボールを好まない猫であっても、このくらいの小さいサイズなら遊んでくれるかもしれません。ボール遊びというとてもシンプルなおもちゃですが、夢中になって遊ぶ猫が多いようです。
アイリスオーヤマ ミニキャットランド
出典:https://item.rakuten.co.jp/cat-land/515317/
そのまま床に置いて、猫パンチをして遊べるおもちゃです。とてもコンパクトなサイズなので、ケージの中に入れることもできます。やや小ぶりなサイズ感が、子猫にはちょうど良いと感じる飼い主さんが多いようです。
子猫のうちからおもちゃを使って遊ぼう
今回は、子猫におすすめのおもちゃや選び方についてご紹介しました。子猫は、ついつい夢中になって遊んでしまう傾向にあるため、時間をきめて安全な場所で遊ぶなど、飼い主さんが注意してあげましょう。子猫のうちからおもちゃに慣れておくと、飼い主さんの手や足への噛み癖がつきにくく、長期的に考えてもメリットはたくさんあります。もちろん、子猫と楽しい時間を過ごすことは良い関係性を築く上でも大切なことです。かけがえのない時間をぜひ楽しみながら、子猫の健康と成長を見守っていきましょう。
charm楽天市場店(参照日2020-6-7)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/97311/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/76180/
猫用品の通販nekozuki(ねこずき) (参照日2020-6-7)
https://item.rakuten.co.jp/cxc/1011/
キャットランド(参照日2020-6-7)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/515317/
著者情報
こば
小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。