フェレットと動物病院へ行く時はどうしたらいいの?

フェレットをお迎えしたら、いざという時のために受診出来る病院を探しておきたいところ。
動物病院はどこにいけばいいのでしょうか。
注意しなければいけない事や病院の選び方についてお話しします。 2019年05月05日作成

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動物病院と人間の病院とどう違うの?

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人も動物も病院に行きますが、
人間の病院を受診する場合は「保険診療制度」があります。
動物の診療にはそのような制度がありませんので、
個々の医院により、設備・規模、治療や予防の方法も様々。
動物病院の裁量によって料金も異なります。

フェレットの病院はどこにあるの?

フェレットを診察する動物病院は近年増えてきたようですが、
ワンちゃんやネコちゃんを診察してくれる病院は多くありますが、
フェレットを扱ってくれる病院はまだ数も少なく、
探すのには多少苦労するのが現状のようです。

例えば、
東京で犬の受診が可能な動物病院が約700軒に対し、
フェレットは210軒程度のようです。

動物病院によっては、
身長や体重を計測したり爪を切ったりは可能であるとか
予防接種が受けられるが、手術などの高度な医療行為は
設備やスタッフ面で対応が難しいなど
事情も変わってきます。

目的によって自宅からの距離や移動手段も考慮して
あらかじめ下調べが必要だと言えます。

こんな時に病院に行こう

フェレットとの日常生活で気を付けたい事

フェレットは自分の体調の悪化を隠すくせがあるとも言われています。
体重の変化は健康のバロメーターの目安の一つになります。

好奇心旺盛な性格のため、ビニール袋に頭を突っ込んでみたり、
プラスチック整品からぬいぐるみまで何でも噛んでみたり。
その為、誤飲にも注意が必要です。

フェレットは汗腺を持たないので、体温調節が苦手です。
特に暑さには弱く、熱中症になりやすいので
室内の温度調整に注意が必要です。

小さい頃から人に慣らせて
受診の際の恐怖感やストレスを軽減してあげられると良いですね。

検便と予防接種

病院では検便で健康状態をチェックする事が出来ます。

また予防接種を受ける事によって、
犬ジステンバーやフィラリア対策になります。
子供のうちは寄生虫が原因で、コクシジウム症に掛かる事があるので
予防接種は受けましょう。

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お喋りが出来ない動物は症状を訴えることが出来ません。
フェレットはあまり鳴かない子も多いかと思います。
様々な症状を日頃からチェックしておきたいですね。

これって病気のサイン?

くしゃみ・鼻水

人のインフルエンザはフェレットにも感染します。
家族がインフルエンザに罹患した時は、
フェレットに近づかないようにしましょう。

また、咳やくしゃみ症状は
フィラリア症の症状にも現れる事があります。
フィラリア症の場合、
咳くしゃみに加え、疲労倦怠や呼吸困難、腹水などがみられます。
元々は犬に多く、感染動物の血を吸った蚊を媒介しますが、
体の小さいフェレットは重篤化したり治療が困難な場合があります。

目ヤニ・鼻水・熱がある

万が一犬ジステンバーであった場合は
致死率が高く危険な病気です。
症状が重く長引く際には受診した方が安心です。

耳が臭う・汚れがひどい

耳を痒がって掻いている様子があったり、汚れがひどい時は
耳ダニ、外耳炎、耳だれの場合があります。
フェレットの耳は汚れやすいので、清潔にしてあげるようにしましょう。

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下痢をしている

胃潰瘍が原因の場合は
ヘリコバクター・ピロリという細菌感染によって発病します。
投薬が必要になります。

誤飲
好奇心旺盛な性質から何でも口に入れてしまい、
若いフェレットを中心に誤飲が多くみられます。

流行性カタール性腸炎
ウイルスによる伝染性腸炎で、
緑色の下痢便を排泄します。

歩き方がおかしい

後ろ足を引きずったり、歩き方に違和感を感じたら、
骨折や脱臼の可能性もあります。

高いところから落下したり、
飼い主さんを追い掛けてドアに挟まってしまったり。
うっかりの事故による原因が多いです。

動物病院のここに注目してみよう

まだまだ少ないフェレットが受診できる動物病院ですが、
きちんと選んで受診したいですよね。
病院を選ぶ時にどんな事に気を付けていけばよいでしょうか。

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清潔感はありますか

色々な病気を持った動物が集まる場所なので、
体力が衰えている状態で受診する場合などは特に院内感染には要注意です。
待合室やトイレの清掃が行き届いているか、
玄関や駐車場の衛生管理もちゃんと行えている病院が望ましいですね。

愛情を持って扱ってくれますか

皆さんのおうちのフェレットは家族も同然ですよね。

衰弱していたり、不安でいっぱいなフェレットを
愛情を持って接したり診察してくれる医師やスタッフであれば
飼い主さんも安心してお任せ出来ると思います。

色々なタイプの先生もいらっしゃいますが、
信頼出来る先生に出会いたいですね。

知識や技術

医学の技術や研究は日々進化しています。

古い経験や知識も必要ですが、そこばかりに固執せず、
常に新しい知識や技術を取り入れている医院で
より良い治療選択を施したいですよね。

時間外や緊急時の対応はしてもらえるか

子供もそうですが、体調の急変は時間を選ばず、
休日や深夜でも突然悪化する場合があります。

緊急時に一定の時間内なら電話相談を受け入れてくれたり、
緊急時に対応できる救急病院との提携や連携が取れていると安心です。

また一口に病院に行くと言っても

予防接種なのか?
爪切りなのか?
慢性疾患なのか?
手術が必要な症状で受診する場合と
状況は様々です。

症状によって必要な処置が
その医院で対応出来る設備や技術・スタッフが整っているか
状況によって変わってくると思います。

また自宅からの距離や移動手段なども考え合わせて
よく検討して選びましょう。

治療費や治療方法をきちんと説明してくれますか

治療方法は沢山の選択肢があります。
フェレットの性格や飼い主さんの家族の事情などによって
最善の治療選択は変わってきます。

どのような選択肢があり、治療費はどれくらい必要なのか
明瞭な説明の元にきちんと納得した上で最善の選択をしたいところです。

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住んでいる地域によっても事情は様々ですが、
大事な家族であるフェレットの健康を保って
元気で一緒に過ごせるように、
事前にインターネットや知人からの情報収集をして
信頼出来る掛かり付けの動物病院に出会い
安心してフェレットとの暮らしを送りたいですね。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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