猫を多頭飼いしているとき、餌やりはどうしたらいいの？

多頭飼いをしていると、猫は他の子が何を食べているのか、気になってしまいます。
そのため、横取りして食べてしまうことが多くあります。

これは、単体行動が好きな猫にも、しっかり上下関係があるからです。

同じ家に暮らす多頭飼いの猫の中でも、リーダーや下っ端など様々なポジションがあるのです。

猫のなかで、一匹だけいつもご飯を横取りされたり、自分だけで独占するなどの様子が見られて場合、要注意です。

ご飯を食べている猫のほうが立場が強く、弱い立場の猫はどんどん萎縮していってしまいます。

餌やりは猫の健康管理に直結していますので、適切な対応をとるように心がけてください。

また、猫は水があまり飲めない状況は、尿石などの病気の原因となってしまいます。

出来るだけ、多くの水飲み場を確保してあげたいので、猫の数+１は用意しておきましょう。

多頭飼いのごはんですが、一緒に生活している猫の体型や年齢などが近い場合には、共通の餌を与えても大丈夫でしょう。

室内飼いの猫の場合、成猫だと体重１kgに対し約70kcal程度必要と言われています。
食べている餌のパッケージに目安が必ず記載されていますので、その給与量を守って与えて下さい。

それぞれの猫で与える餌の内容や量を変えなければならない時は、餌やりの方法に注意が必要です。

特に子猫と成猫など、多頭飼いの猫年齢が違う場合。
ダイエットフードや病気に対応したエサなど、体に応じた餌を与えている場合は注意が必要です。

まんべんなく、猫に食べさせることが大切です。
前にも書きましたが、特に療法食や体質改善の餌を与えている猫がいる場合、他の猫が口にするといけないのでしっかりとチェック管理をしましょう。

できれば、猫ごとに順番を決めて、毎日同じように餌やりをするとよいでしょう。
名前を呼びながら、餌を与えるのも効果があります。

ご飯を与える順番ですが、多頭飼いの中でも一番古株の先住猫から与えるようにしましょう。

隣で食べていると、気になって餌を奪ってしまう。こんな場合には、まず仕切りをつくってみましょう。植物など簡単なものでいいので、猫の間に置いてみましょう。

それでもダメな場合、またはフードの種類によってご飯を与える場所を分けたいときは、ゲージを利用しましょう。ゲージの中でご飯を食べてもらう猫と、外で食べてもらう猫に分けると、間違って違う餌を食べることもありません。

他の猫の餌を、手の届かない場所に置いてしまう事がポイントです。

多頭飼いの場合、どの猫が、どれぐらい、何を食べたか、などを把握できないため、置き餌をオススメできません。肥満の原因にもなります。

キャットフード自体が酸化してしまうことや衛生面の問題もあり、できるだけ避けた餌のやり方です。

例えば、20分だけなど決めた時間で餌を下げることが有効です。

多頭飼いの場合、きちんとお皿は分けてあげましょう。

選ぶ際のポイントは、

・お手入れのしやすいかどうか
・食べる際に猫の体に負担がかかりにくいものかどうか

です。多頭飼いなら、色違いでそろえてあげても可愛いかもしれません。

ここでは、おすすめのお皿4選をご紹介します。

重量感のある陶器製で、お皿が動きにくい仕様です。

顔が入る形のボウルなので、フードがこぼれにくいだけでなく、他の猫ちゃんにエサを横取りされにくい形です。

PC製のお皿で、高級感もありお手入れもラクラク。

食事中の首や腰の負担を軽減するために、ラックには食べやすいように傾斜が付いています。

水が少なくなると、ボトルから自動的に補充されます。

お皿はステンレス製で、かわいい猫の形です。

底に突起があり、最後の一粒まで食べやすい陶器製のお皿です。

ウェットタイプのエサを与える場合にも向いています。

猫は単独行動を好みますが、やっぱり飼い主さんのことは大好きです。
それは最初に来た猫であれ、2匹目以降に来た猫であれ、同じことです。

ここで1番に、飼い主さんが気を留めてあげなくてはいけない猫が居ます。

それは、先住猫です。

最初に来た先住猫は、飼い主さんの愛情を独占していました。
2匹目以降、猫が増えることによりその愛情とかけてもらえる時間は、分散していきます。

それは、先住猫にとっても悲しい出来事なのです。

薄れてしまったと感じる愛情は、食事の順番が優先されることで取り戻す事が出来ます。

他の猫の食事を横取りする行為は、先住猫に多く見かけます。
これは、他の餌が美味しそうに見えるだけではなく、傷ついたプライドを癒す為に行う事もあります。

猫は寝る時間の次に、食事の時間を大切にします。
餌を一番にもらえるという事は、私は愛されている!という自信を取り戻すことにつながるのです。