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猫の模様にはどんな種類がある?代表的な柄の特徴や見分け方を解説

猫の個性を表す「被毛の模様」。同じ猫種であっても個体によって柄は少しずつ異なっているため、お迎えする猫を選ぶ際のポイントにもなっています。猫の模様にはどんな種類があるのでしょうか?本記事では、猫の模様の種類について紹介します。それぞれの模様の特徴・魅力についても解説しますので、ぜひお気に入りの模様を探してみてください。 2026年09月25日作成

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猫の被毛の模様はどう決まる?

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ブリーダーやペットショップなどには多彩な模様の猫が存在しており、なかには複数の色や柄が複雑に組み合わさっているものも少なくありません。
同じ親から生まれた兄弟であっても、個体によって被毛の配色や模様が異なっていることから「どのように模様が決まるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。

一般的に猫の被毛の模様は、両親から受け継いだ遺伝子によって決まるとされています。
猫の被毛の色や模様に関する遺伝子は主に9種類で、被毛の色や配色を決めるもの、斑点の有無を決めるものなど、それぞれ異なる役目があります。
例えば、被毛の配色を決める「C(c)」の遺伝子のうち「c」があるとポイントカラーになりますし、タビー因子と呼ばれる「T」の遺伝子があると、縞模様などが現れるとされています。

両親の遺伝子のうち、どの部分を受け継ぐかによって、子猫の体に現れる模様は異なるため、同じ親から生まれた兄弟姉妹でも、違う模様が出てくることがあるんです。

また遺伝子には顕性・潜性といったように、遺伝子同士が組み合わさった際の現れやすさにも違いがあるため、なかには親とぜんぜん違う模様が出てくることもあります。

猫の模様の種類一覧

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猫の体に出てくる模様は個体によって異なりますが、模様の特徴によってさまざまな種類に分かれています。
ここからは、主な猫の模様の種類とそれぞれの特徴・魅力について紹介します。

キジトラ

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「キジトラ」とは、茶色をベースにこげ茶色または黒色の縞模様を持つ猫のことです。
海外では「ブラウンマッカレルタビー」という呼び名で知られていますが、日本の国鳥でもあるキジのメスの体に似ていることから、この名前で呼ばれています。

現在人間と暮らしている猫(イエネコ)の祖先であるリビアヤマネコに近い模様をしており、日本で最も多く存在するとされています。
茶色の毛が一般的ですが、近年は「白キジ」と呼ばれる白をベースとしたキジトラや、全体に赤みがかったキジトラなども存在しています。
ちなみに、キジトラは全ての猫の模様・色のベースとなった種類とされていますよ。

サバトラ

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「サバトラ」は、灰色をベースに黒い縞模様が入っている毛色を持つ猫のことです。
魚のサバに近い模様や色合いをしていることが名前の由来であり、見た目はアメリカンショートヘアに似ています。
2つは模様の入り方が違っており、アメリカンショートヘアは大きい渦巻のような模様であるのに対し、サバトラは虎のように鮮明な縞模様をしています。

また、同じサバトラでも、お腹や手足などの一部分が白い「サバ白」など、両親の毛色によってはさまざまな個性が現れます。

茶トラ

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「茶トラ」は、明るいオレンジやブラウンをベースに、焦げ茶色や濃いめのブラウンの縞模様が入っている毛色の猫を指します。
ベースの毛の色がショウガに似ていることから、海外では「ジンジャーキャット」とも呼ばれています。

また、茶トラの猫は8割がオス、2割がメスとされており、メスがとても少ないんです。
その理由は、猫の性別を決める際の「染色体の組み合わせ」にあります。
一般的に染色体の組み合わせが「XY」になるとオス、「XX」になるとメスになります。

茶色の被毛を作る遺伝子はX染色体にのっていることから、X染色体を1本しか持たないオス猫は、その染色体に茶色の毛を作る遺伝子さえあれば、茶トラ模様の個体になります。

メス猫についてはX染色体が2つ必要で、なおかつどちらの染色体にも茶色の毛を作る遺伝子がのっていないと、完全な茶トラのメス猫にはなりません。
茶トラになるための条件がオスに比べて厳しいことから、メスの茶トラはとても珍しいんですよ!

三毛猫

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「三毛猫」は、茶・白・黒の3色が複雑に配置された模様を持つ猫を指します。
「3」が縁起のよい数字であることから、日本では三毛猫は幸運を呼ぶ動物と考えられており、縁起物の一つである招き猫のイメージとしても古くから採用されています。

そんな三毛猫ですが、そのほとんどがメスであり、オスは非常に少ないんです。
茶色と黒色の毛を作る遺伝子はどちらもX染色体にしかのっていません。
そのため、X染色体を1つしかもたないオス猫の場合、ベースとなる白色の他に、茶色または黒色のどちらか1色しか現れないことがほとんどとされています。

対してメス猫はX染色体を2つ持っており、茶色の毛を作る遺伝子・黒色の毛を作る遺伝子の両方を保有しやすいため、高い確率で三毛猫になれるんです。

ちなみにオスの三毛猫は世界的にも大変希少とされており、生まれる確率は3万分の1と言われています。

サビ猫

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「サビ猫」とは、名前の通り錆びた金属のような色合いをしている猫を指します。
一般的には黒と茶色が複雑に混ざり合った被毛が多く、黒とそれ以外の色の範囲によって呼び方が変わります。
まるでウミガメの甲羅から作られる宝石・べっこうに近い、絶妙な配色がかっこよさを引き立てています。

黒色の範囲が広いと「黒サビ」、茶色の毛が多い個体は「赤サビ」と呼ばれますよ。
なかには、顔の左側が黒で右側が茶色といったように、左右で毛の色が異なるサビ猫もおり、このような柄は「ブレイズ」とも呼ばれています。

また、なかには少しだけ白い毛が入っている個体もあることから、サビ猫は三毛猫の一種と考える人も少なくありません。
サビ猫についても三毛猫と同じく、染色体の組み合わせの都合上、メスの数が多くてオスは希少とされています。
オスのサビ猫が生まれるのは、ごくまれに生まれるXXYという性染色体を持つ個体のみであり、その確率も三毛猫のオスと同様に3万分の1程度とされています。

ハチワレ

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「ハチワレ」とは、毛の色が猫の額を中心に漢字の「八」の形に分かれている模様の猫を指します。
一般的なハチワレのイメージは白と黒の組み合わせが多いですが、キジトラや茶トラ、左右で配色が異なるタイプのハチワレも存在していますよ。
遺伝子の都合上、茶トラのハチワレはオス、三毛猫のハチワレはメスが多い傾向があります。

ちなみに、武士が台頭していた時代の日本では「鉢割れ」と呼ばれ、兜や頭骨が真っ二つに割れることを連想させるため、縁起が悪いとされてきました。
しかし「八」の字が少しずつ栄えてくる「末広がり」という意味があることから、商人たちを中心に縁起のよい福猫として好まれていたようです。

スポテッドタビー

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「スポテッドタビー」とは、ベンガルやオシキャットなどの猫種によく見られる模様です。
タビー(縞模様)の一種ではありますが、縞模様が途中で途切れていて斑点やブチ柄のようになっているのが特徴です。
頭にはM字マークのような模様、目尻から頬にかけて鮮明なラインが入っているのも、ほかの模様との違いといえるでしょう。
ちなみにベンガルやオシキャットなどは、野生のヤマネコとイエネコを交配させることで人為的に誕生させたスポテッドタビーですが、なかにはエジプシャンマウのように自然に発生した模様を持つ猫もいます。

ポインテッド

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「ポインテッド」とは、シャム猫などに見られる模様で、顔周りや鼻先といった体の先端だけに色が付いています。
ポインテッドの柄は茶色や黒などの単色が多いですが、個体によっては縞模様やサビ柄などが入ることも少なくありません。
縞模様のポインテッドは「リンクスポイント」、サビ柄のポインテッドは「トーティポイント」と呼ばれています。

また、ポインテッドには「環境によって色の濃さや範囲が変化する」というミステリアスな特徴があります。
ポインテッド模様を作っているのはサイアミーズ遺伝子であり、この遺伝子は温度が低い環境になると働き始め、毛の色を黒く変化させる役割があります。
そのため、夏場は体が真っ白だったのに、気温が低くなる秋~冬になると焦げたように真っ黒になることもあるんです。
同じ子でも季節によって見た目の雰囲気がガラリと変わる姿は、ほかの模様にはない魅力といえるでしょう。

ティップド(チンチラ)

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「ティップド」とは、毛の根元が白く、毛先に向かって濃い色が入っている模様を指します。
ほかの模様のように、色ごとの境目が鮮明になっているわけではない分、上品でやわらかい雰囲気があります。
色が入っている範囲によって違った名前で呼ばれることが一般的であり、「ティップド(チンチラ)」は、毛の先端だけに色が入っている毛を指します。
毛の中央まで色が入っていると「シェーデッド」、毛の根元から先端まで色が入っていると「スモーク」と呼ばれています。

さまざまな模様から、お気に入りの猫の柄を探してみよう!

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猫の模様は受け継いだ遺伝子で決まるため、それぞれの猫のルーツによって多彩な色や模様が現れます。
なかには遺伝子の都合で性別に偏りが出やすい模様や、珍しいとされる色柄があるため、普段何気なく見ている愛猫の模様のルーツを調べてみるのも面白いですよ!
多彩な猫の模様のなかから、自分のお気に入りの模様を探してみてくださいね。

著者情報

西野由樹

生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。

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