1.ブリタニースパニエルの基本情報
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ブリタニースパニエルは、体高が44~52cmで体重が13~18kgの中型犬です。体型はスクエア型で筋肉質な体つきをしています。垂れ耳で非常に足が長く、被毛にはウェーブがかかっているのが特徴です。チャーミングな部分は目の上の細い眉毛です。
2.ブリタニースパニエルの特徴や性格について
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陽気で人懐こく愛情深い性格で、独立心が旺盛です。飼い主の指示には敏感で、的確に反応してくれます。性格はバランスが取れていて環境適応能力が高く、子どもや他の犬とも仲良くできます。
ブリタニースパニエルは活発な性格をしています。元々好奇心旺盛で、鳥獣犬としての機敏さを活かして動くおもちゃなどに反応します。部屋の中でも何かを探したり飛びついたりして遊ぶなど、とにかくアクティブな性格をしています。
動き回ることが大好きですので、飼い主と正しくコミュニケーションが取れれば、家庭犬として楽しく過ごせるようになります。元々ブリタニースパニエルは人懐こく、底抜けに陽気な性格をしています。きちんとしつけを行えば、小さな子どもとも上手に付き合えます。
人に対する愛情が深いという性格を伸ばせるように育てていくと、飼い主にとっても最良のパートナーになります。主従関係を幼い頃から築いておくと、飼い主のしつけにも従順な姿勢で臨みます。基本的に人間に忠実で、環境の変化などへの適応力が高い点も特徴の一つです。また、飼い主や家族には愛情深く接してくれます。
聞き分けが良いタイプの犬種ですので、犬を飼うのは初めてという飼い主でも安心です。運動が好きなのでお散歩はかかせません。散歩を利用して社会化を図りつつしつけを行うようにしましょう。
3.ブリタニースパニエルの歴史について
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特徴的な垂れ耳とゆるやかな巻き毛と魅力的な性格で大人気になり、1930年代にアメリカに輸出されてからも誰からも愛される犬種として繁殖が繰り返されました。
起源はフランスのブルターニュ半島で土着のスパニエルが先祖になります。やがて19世紀に、セッターやポインターと交配させて産出されたのがブリタニースパニエルと言われています。愛称は、フランス語で「ブルトン」と呼ばれています。
4.ブリタニースパニエルの気を付ける病気について
純血種でありながら親からの遺伝性疾患が少ない犬種で比較的健康体です。ただ、後天性の病気として「皮膚糸状菌症」「眼瞼炎」「股関節形成不全」には気を付けてください。
皮膚炎の一つ「皮膚糸状菌症」は、何らかの理由で皮膚の角質に細菌が感染して皮膚炎を起こす病気です。脱毛や炎症を繰り返すので、動物病院で投薬治療を受けて完治するまで経過を見守りましょう。こちらの病気は人にも感染する可能性がありますので、きちんとケアをする必要があります。
豊かに生えているまつ毛が目に入ることで「眼瞼炎」を起こしやすくなります。これも犬種特有の病気として注意しておくほうが良いでしょう。
5.ブリタニースパニエルの食べ物の注意点
ブリタニースパニエルは、筋肉質で引き締まった均整の取れた体をしていますので、食事やおやつには気を配りましょう。食欲旺盛なタイプの犬種ですので、良質なたんぱく質を豊富に含んだドッグフードを適量与え、常に健康体を維持できるように心がけると、心身ともに元気な毎日を過ごすことができます。
基本的には、消化吸収の良いフードを選んで、年齢に応じてグルコサミンやコンドロイチンを効率良く摂取できるように配慮してあげると良いでしょう。皮膚炎に関しての心配が多いので、乳酸菌を豊富に含んだフードを与えて免疫力を上げることも常に考えると良いでしょう。
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UCHINOCO編集部
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