犬用スロープの選び方・おすすめ商品｜ステップとどっちがいいの？

チワワやダックス、プードル、ヨークシャーテリアなど小型犬の多くは、愛くるしい見た目とは裏腹にとても活発で、怖い物知らずの一面があります。高い椅子の上、ソファ、飼い主の腕の中から軽々と飛び降りることもあるでしょう。このようなとき、着地のたびに足腰へ負荷がかかっていることも。

場合によっては不意にバランスを崩し、骨折に至る可能性もあります。愛犬が日ごろ飛び降りてしまう箇所には、安全策としてスロープを設置してあげましょう。
犬用スロープを選ぶときのポイントをまとめました。

犬は6歳を超えると、シニアを呼ばれる年代に差し掛かります。平均寿命は15年ほど。残りの時間は徐々に体力、身体機能の低下を感じることが増えていきます。そのなかで腰痛や膝関節の痛み、股関節の痛みが生じることも珍しくありません。

このような症状はゆっくりと進行するので、家族でも発見が遅れがちです。日ごろから気になる変化がないか気にかけてあげましょう。段差を避けているなどの様子があれば、その箇所にはスロープの導入を検討してもいいかもしれません。

犬の運動能力は3歳をピークに、徐々に下降線をたどります。もちろん自分自身で自覚があっても、飼い主さんに言葉で伝えることは出来ません。多少の痛みを抱えていようと無理をして、これまで通りの生活を送ろうとすることもあります。

まだまだ健康そうに見えても、運動能力が落ちてきたと感じたら、早い段階でスロープの設置を考えてあげましょう。

スロープは愛犬が不安を感じることなく昇降できる十分な幅、持ち運びがスムーズな重量感、室内で邪魔にならないサイズ感が大切です。設置場所と愛犬のサイズから見て、バランスのよい製品を選んでみてください。

犬はとてもアクティブで好奇心旺盛です。なかなかじっとして過ごすことができないため、室内に愛犬の負担になりそうな箇所がある場合はスロープで対策をしてみください。特に、お気に入りのソファ、ダイニングチェア、階段、玄関の段差、車の乗り降りなどの場所やシーンではスロープを使うことをおすすめします。

スロープとステップではスロープの方がよりおすすめです。一見なんの支障もなくステップを昇降しているように見えても、犬の骨格は前傾姿勢での負荷が苦手な構造だからです。

ステップの階段を上るときはさほど問題なくても、下るときには関節に大きな負荷がかかる可能性があります。この負荷が積み重なることで、将来の痛みにつながる可能性もあります。若く健康なうちからスロープで昇降するよう習慣づけてあげることで、愛犬の体調管理をしやすくなりますよ。

ここでは、愛犬におすすめのスロープを5つご紹介します。スポンジの素材でできたもの、角度の調整が可能なもの、滑り止めがついているもの、大型犬でも使えるものなど様々な特徴の商品を紹介しています。

ご家庭の状況に合わせて一番使いやすいものを選んでみてください。

硬めのスポンジ素材でできた、小型犬向けのスロープです。

ふかふかとした足元が、高低差のある場所の移動も楽にしてくれます。インテリアに馴染みやすい柔らかな色調は、洋室・和室を問わずに設置できるでしょう。とても軽量なので、掃除の際などの移動にも困りません。

カラーバリエーションは2色で、ブラウンとベージュから選択可能です。お家のインテリアに合うカラーを選んであげてください。

14段階の角度調整が可能で、さまざまな場所に合わせて設置できるようになっています。

小型～中型犬向けです。角度の合うものがなく、これまでスロープを諦めていた場所にも、この製品ならスムーズに設置できます。カラーは、アイボリーとダークブラウンの2色。インテリアにも馴染みやすいナチュラルな色合いが特徴です。

ワンちゃんと車でおでかけをする機会が多い場合、車用のスロープもあると安心です。車で外出となるとワンちゃんのテンションも上がっていて、小型犬でも軽々と昇降することもあるでしょう。しかしこのとき、足腰には相当な負荷と衝撃がかかっています。

この製品は屋外利用向けに、両側の安全レール・表面の滑り止めコーティングがなされており、強度も十分です。小型犬はもちろん、ゴールデンレトリーバーなど大型のわんちゃんにも使えます。

サイドにデニムが施され、室内に常時設置しておく場合でもインテリアとして使えるおしゃれなデザインのスロープです。ワンちゃんがなどが飛び降りをするソファ付近などに設置しておくのにぴったりです。

カバーは外して丸洗いができるため、手入れが簡単でいつでも清潔な状態を保つことができるのも嬉しいポイントです。

収納や持ち運びに便利な、3段スライド式のペットステップスライドです。取っ手が付いているため女性でも無理なく運ぶことができます。こちらは愛犬と一緒にお出かけするときのための犬用スロープです。

さらに、裏面には滑り止めの黒いゴムが4ヵ所付いているため、愛犬が上り下りしている間に動いてしまって怪我をさせる心配もありません。ちなみに、耐荷重は180㎏です。重量のある超大型犬でも使用可能ですよ。

今回は犬用スロープの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。愛犬に合ったサイズ・用途のスロープを選んで、愛犬の身体をケアしてあげてくださいね。
室内用に一つと車でのお出かけ用に一つ持っておくのがおすすめですよ。愛犬は落ち着ける気に入った場所を見つけて、その場所によくいる習性がありますので、愛犬の行動を観察してスロープが必要な場所を見極めてくださいね。