昼間はまだまだ暑い日が続いても、少しずつ夜が涼しくなってきて秋の虫も鳴き始めると、「秋が来たなぁ・・・」と感じる方も多いかと思います。
涼しくなってくると私達も食欲旺盛になってきて、急に食べて胃の調子が悪くなったり、食べ過ぎて太ってしまいがち・・・。ですがそれって猫に対しても同じことがいえるのか疑問に思ったことはありませんか?今回は秋の食欲について解説致します。
猫も秋は食欲が増えるものなの?
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まず結論から申し上げますと、答えはYESです。というのも、秋は冬に向けてのいわば準備期間。ですから本能で脂肪を付けて寒さに耐えうる体を作る為に、食欲が増えるのです。
それ自体は悪くないことなのですが、近年は暖房がガッチリ効いている部屋でぬくぬくと過ごす子が多いものです。そうなると、寒さに耐える為に燃焼するはずだった脂肪も出番がなくなってしまい、結果肥満になってしまうのです。
そして一気に食べると胃腸に負担がかかり、夏の疲れも相まって消化不良を起こすこともあります。ですから飼い主さんが食べる量を調節してあげる必要が出てくるのですね。
肥満の原因は食べ過ぎだけではない!?
食べ過ぎると肥満になる・・・というのはわかりやすいものですが、肥満は"生活習慣病"と言われます。ですから肥満の原因として考えられるものとしては、そのまま「生活」と結びつく場合が多いのです。
食事の量はあまり多くしていないのに太ってきた・動かなくなってきたというのは、その生活習慣があまり良くないという証拠。
猫は散歩させる習慣がないので、意識して遊ばせたり運動させたりする習慣を、飼い主さん自らが作ってあげることが大事なのです。食べるだけの退屈な毎日は猫を無気力にしてしまいます。刺激を与えてあげましょう!
肥満対策って何すればいいの?
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肥満になる原因はおわかりいただけたかと思います。それでは次に具体的な肥満対策を見ていきましょう。
フードを置きっぱなしにしない
いつでも好きな時に食べられると思うと、ダラダラ食いになりがちです。飼い主さんもなくなったら足して・・・としていくとあげている量がわからなくなるかと思います。
フードは決められた量をある程度時間を決めてあげましょう。またあげる時は出来ればスプーンでひとさじずつあげるなどすると、一気に食べてしまうことを防止できます。
ハンターとしての本能を失わせない
皆さんは完全室内飼いの猫が、無防備すぎる格好で寝ている動画などを見たことがありませんか?「もう猫じゃなくてもはや人間みたいだよね・・・」と微笑ましい光景ではありますが、猫にとってはよくありません。
完全室内飼いの猫も、ちゃんと何か獲物を見立てて追わせる遊びをさせればいいことはもちろん、外の様子も見られるような場所を作ってあげて本能を失わせないように気を配りましょう。
ストレスをあまり与えない
ストレスを0にすることは難しいかもしれませんが、なるべく少なくすることは可能かと思います。例えば猫はキレイ好きなのでトイレを常に清潔にしたり、留守番が多い場合はなるべく帰ってきたらスキンシップをとってあげたりすると良いでしょう。
また引っ越しなどの環境の変化には大きなストレスを感じやすい為、注意して見ていてあげましょう。
猫の肥満は怖いもの
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猫が肥満になってしまうと、糖尿病などの病気のリスクがかなり高くなってしまいます。病気になって苦しむ愛猫の姿を見るのは、飼い主さんとしてもとても心苦しいことかと思います。
飼うとなった以上、愛猫の健康管理は飼い主さんの仕事です。責任と自覚を持ってしっかりと対策を行いましょう。
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UCHINOCO編集部
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