子犬のお風呂はいつからいれていいの？

子犬をはじめてお風呂に入れてあげたい！初めてトリミングサロンに連れていてあげたい！でもいつから大丈夫なの？と迷っている人も多いのではないでしょうか。トリミングサロンでは特にワクチン接種についても厳しく言われると思います。いったいいつから大丈夫なのか、ワクチンは打った後どのくらい開ければいいのか、自宅でお風呂に入れる場合と、トリミングサロンに出す場合の両方のパターンで説明します。お風呂に入れることはメリットもたくさんあるので、時期を見計らってチャレンジしてみましょう。

子犬は元気一杯にみえますが、見た目以上に体力がなくストレスにも弱いです。お風呂に初めて入れるという事は、かなり体力を使いストレスもかかるため、注意が必要です。生後１、２か月はまだ幼すぎるので体温調節もうまくできないことが多く、お風呂は控える方が良いでしょう。どうしても体が汚れてしまって気になるという場合は、濡れた温かいタオルなどで体を拭いたりして綺麗にしてあげましょう。
子犬がある程度成長してきた３～４ヶ月あたりでお風呂デビューをしても良いと考えられています。自宅であれば子犬の様子をみながら時間を調節してあげられるので、様子に注意しながら行うと良いでしょう。
ただし、子犬が家にやってきてすぐは、緊張や場所の変化などからストレスがかかっています。そこにお風呂でよけいにストレスをかけると体調を崩す原因になるので、新しい環境に慣れてからお風呂に入れるようにしましょう。

ではトリミングサロンに初めて連れていくのは、いつがいいのでしょうか。
サロンによって様々な決まりがあるので、心配な場合はお店に直接確認するのが良いのですが、ほとんどの場合ワクチン接種が済んでいないと受けてもらえません。
子犬期のワクチンスケジュールでは、1回目のワクチン接種が生後2か月前後、２回目が生後3か月前後、必要であれば3回目が生後4ヶ月前後となります。ワクチンを2回、もしくは3回打ち終わった後であれば、犬もある程度成長して、ワクチンにより免疫もついているのでサロンデビューしても良いのではないでしょうか。
「なぜワクチンを打った後がいいの？」と思う方もいると思いますが、混合ワクチンは犬同士の接触によって移る病気のワクチンです。サロンは不特定多数の犬が出入りするため、ワクチンを接種しておく必要があります。病院でワクチンを接種してから免疫がつくまでに1週間程度かかることがあり、さらにワクチン接種により体調が不安定になる可能性もあるので、ワクチンを打ってすぐにサロンに行くというのは止めておきましょう。

犬をお風呂に入れるというのは、とてもメリットの多いことです。被毛や皮膚を健康に保つことができ、体に触るので病気の早期発見にも繋がります。なので定期的にお風呂にいれることをお勧めしますが、お風呂や水に慣れていないと暴れまわったり、恐怖のあまり震えたりと、犬にとって大変苦痛な時間になってしまいます。やはりリラックスできる時間にするためには、子犬のうちからお風呂の習慣をつけたり、トリミングサロンに行くことを覚えさせたりしておくことが大切です。トリミングサロンではプロが優しく丁寧にお風呂に入れてくれるので、慣れれば楽しい時間になりますし、自宅でも正しい洗い方で丁寧に優しく行うことで、リラックスできる時間になるのではないでしょうか。初めてお風呂に入れる時は特に、子犬の様子をみてペースを合わせてあげましょう。間違っても無理やり洗いまわしたり、いきなり水をぶっかけたりすることは止めましょう。

早くお風呂デビューをしたくてうずうずしているかと思いますが、焦らず子犬の様子をみてお風呂に入れてあげましょう。また、お風呂にいれた後は体調が不安定になりやすいので、様子をチェックしておきましょう。素敵なお風呂デビューが出来るといいですね。