「にゃにゃあ…。」もしかして猫も寝言を言うの？

猫が寝言を言うの？と驚いた方も多いでしょう。
今回はなぜ寝言を言うのか、そのとても可愛らしい理由をお伝えしていきます。きっとこれを読んだあなたは、猫と一緒に暮らしてみたいな！と思うことでしょう。

猫の由来は寝る子で猫と言われているのは周知なことだと思います。
まさにその名の通り1日の大半、平均12〜16時間以上寝ていると言われています。
しかし人間と同様にその時間の全てが熟睡はできていないのです。
レム睡眠、ノンレム睡眠という言葉は聞いたことはありますか？
ノンレム睡眠は熟睡状態なので夢などはみないと言われています。
レム睡眠とは、体は寝ているけど脳の一部は起きている状態と言われています。
まさにこのレム睡眠中に夢を見るのです。
人間はノンレム睡眠が約75%、レム睡眠は約25%
では猫はどれくらいの割合でしょうか？
猫はその逆、ノンレム睡眠が約25%、レム睡眠は約75%なのです。
これだと猫がいつも寝ているのにも納得できます。

猫が手や足などを動かし、「にゃにゃあ」と寝言を言い寝ている姿を目にしたら、愛しさのあまり抱きしめたくなることでしょう。
気持ち良さそうに寝ているので、そこはぐっと我慢が必要になりますね。
ではどのような夢を見ているのか、猫の動きによって分析していきましょう。

皆さんもご存知の通り猫は動くものが大好きです。
まさしく今必死になってなにかを捕まえようとしているのでしょう。
それがうまくいかず、フラストレーションを抱えそれが手や足の動き、寝言まで出させているのでしょう。いったい何を捕まえようとしているのでしょうか？
夢でも必死になっている姿はとても可愛いですね。

手をモミモミ、グーパー閉じては広げを繰り返している。それに加え、甘えた声で「にゃっにゃっ」思わず可愛いと声が出そうになりますね。
これは子猫の頃を思い出して、お母さんに甘えている夢を見ている姿です。
子猫の頃、お母さんのそばでミルクをもらう時、出やすいようにこの動きをします。これは猫にとって、一番甘えている瞬間でもありとても幸せな時だったのでしょう。それを思い出して夢を見ているとは、なんとも可愛らしいです。
また、この動きは猫が起きている時に飼い主にすることもあります。母親のように感じているからだそうです。もしかしたら夢にあなたが出てきているのかも知れませんね。

寝ているのに体がこわばり、低い声で「にゃーぁ」まるで威嚇しているような寝言を発している時があります。これはまさに戦いの真っ最中なのです。
どちらが勝つのか気になりますが、あまりに苦しそうな状態ならそっと起こして、夢であることを教えてあげましょう。人間と同様、寝起きが悪いかもしれませんが、それもきっと可愛いことでしょう。

猫が寝言を言っている瞬間を見たら、これはとても喜んでいいと言えるでしょう。なぜならば、猫がまだ野生だった頃の名残で、天敵に襲われてもすぐに動けるようレム睡眠が長い状態がいまだに残っています。
ですから、本来ならばレム睡眠中にリラックス状態で伸びて夢を見ている状態は、とても不思議な姿なのです。
あなたと一緒なら、安心してリラックス状態で寝ていられますよというサインですから、飼い主冥利に尽きますね。
きっとあなたを心から信頼しきっている証拠でしょう。

猫の側で可愛い寝言を聞けるのは飼い主の特権だといえます。
猫は自由な生き物と言われていますが、愛情を与えて可愛がれば信頼してくれこんなに可愛い姿をみせてくれます。
一度寝言を聞いてしまったら、きっと猫の虜になってしまうことでしょう。